index
日刊本日号
くらしだいすきリスト
パソコン格闘記
台所詩情
ギャラリー1号館


2017 クリプレについて        〜  言いだしっぺから、勝手な結論  〜

  1年のご無沙汰です。
 6年前から、例年、「ヒロシマ」の日から呼びかけて、東北大震災、特に原発被害を受けた飯舘村にプレゼントをと準備してまいりました。
 今年はもうやめようという結論を出しました。
 こんなことは、当然、力を合わせたたくさんの方々と相談しての結果であるべきですが、
 いろいろ思ってきたことを述べることで、どうぞお許しいただけますように、と願っています。

 震災のニュース情報とプレゼント作戦によって、東北は、福島は、飯舘はずいぶん近いものになりました。
 日本のふるさとと言っていいような、懐かしいところになりました。
 スーパーで見かける、農産物海産物で、東北の地名を見つけると、必ず選ぶようになりました。



 6年経って、復興のニュースは華々しく伝えられますが、「ホントのところ」を見つめてゆかなければという思いが付い
 て回ります。
 実際「復興」と「補償」という政府や東電の美名のもとに、人々の悲しみや怒りが巧みに隠されていることも知りました。
 福島から避難されて来た方が近くにいらっしゃるのですが、実情は、そんな生易しいものではないことを話してください
 ました。
 経済政策の猛進で、天災以上の悲惨をもたらした原発は、あの日の痛みを忘れて、再稼働が当然の風潮に戻ってい
 ます。
 愛媛県から九州に伸びる細い岬にある原発の村では、今、避難道路がつくられています。
 根本を解決しないで、事故のための避難道路と言われても、順序の違う小手先のもろさしか見えてきません。
 わたしたちはもちろんですが、確実にあの日に戻っている現実を、被災した人々はどんな思いで見つめておられる
 か。 
 
 今、仮設の自治会からのお便りや、お礼の子供たちの絵を広げています。
 クリプレがお役にたったかどうかは、実際のところ、解かりませんし、問う気もありませんが、こころを通い合わせられ
 たことは事実です。
 クリプレに参加した方の記録も見直しています。
 6年で28名のお名前がありますが、実は、それぞれの方の所属するグループのみなさんや、ご家族、 わたしのまわ
 りで言えば、布を提供してくださった方、  ふくろの紐通しに毎日通ってくださった方、おやつを届けてくださった方、荷
 造りを手伝いに来てくださった方など、お名前に残って無い方も、 自分の出来ることで参加がありました。
 お手伝いが出来ないからと、お店が発送の運賃を値引きしてくださいました。
 布製品、陶器、友禅色紙、アクセサリー、絵手紙、編み物、カード、折り紙など、人が集まった分だけ多様になりまし
 た。

 この中には、亡くなった方もありますし、現在闘病中の方もあります。
 個人的な事情を述べれば、呼びかけから、12月までの4ヶ月の長丁場の仕事に今は自信がないのです。
 6年というのは、そういう長い歳月です。

 日本の未来への課題が解消されたわけでは有りませんし、被災地から離れていても、山積する大きな問題は、こころ
 を傷めます。
 クリプレは終わりますが、これからも、忘れてはいけないと肝に銘じています。
 
 言いだしっぺで、勝手に事務局引き受けて、勝手に引き下がること、お許しください。
 
 多大の負担を負って、参加された皆さんに感謝とそれぞれの場所でのご活躍を祈ります。

                                クリプレ勝手事務局  手仕事 黒

 クリプレの活動の中で、「までぃ」という言葉を知りました。
 飯舘村政のポリシーです。
 丁寧に心を込めて一日一日を過ごせているか、6年前から、わたしの心の中に住まわせて、わたしのポリシーに頂き
 ました。
 写真のうふふちゃんは、今、飯舘で元気にしてるかなぁと、ふと感傷的になって、写真を引っ張り出してきました。


    報告が遅くなりました。

    終結記念に新しいページを残そうとしたのですが、不具合から、どうしてもリンクしてくれませんでした。
    去年のページに上書きして使うことにしました。去年の記録も残します。
    これもいいかと、今、思っています。
    今見直せば稚拙な呼びかけでも、やってこれたという記念にします。(2017・8・28 夜)



      去年の呼びかけ記録

ずっと穏やかに暮らしたいから、だから悲しみの記憶は忘れない!

今年も、クリスマスプレゼントを呼びかけます。

 今年も東北大震災原発被災地飯飯舘村にクリスマスプレゼント贈りましょう。
 8月19日分 今年のクリスマスプレゼントについて思いを述べた結果ですが、
 「ささやかでも続けること」の賛同も得ました。
 しんどい時は無理しないでささやかにで、参ります。

 大きなことは出来ないし、大きな力にはなれないけれど、あの悲しい出来事を黙認することだけは、
 同じ同胞として恥ずかしい気がします。
 今日、被災から5年半、改めて、住めなくなった美しい村の秋の光景を思い出しながら、
 原発大国日本のこれからの不安を覚えています。
 誰かが、「住むところが無くなってしまう」と言いました。
 妄言で済まされない現実、未来、
 被災者のみならず日本人の心底に疼く痛みに心を寄せる、ひとつのチャンスでありたいと。

 内容は、例年と同じです。
 あくまでも、無理をしない形でご参加ください。
 今年はパスの方も当然あっていいと思います

 あなたの一品。形も自由に、もちろん量は問いません と、あくまでも緩やかな呼びかけです。

  •  締切は、11月末日 クリスマスを目途に一括送ります。
  •  今年も事務局させてもらいます。 一括して送るだけの仕事ですから。
  •  送り先は、ルートのできた飯舘村福祉協議会です。
  •  再度 絶対条件は、無理をしない。自分のできることで、楽しんで、あくまでも緩やかに。

 その他疑問はお問い合わせください。

 老体 今年も勝手に事務局をやる気でいます。
 頼りない呼びかけですが、ご賛同いただけたら幸いです。 


        2016年9月   勝手事務局 手仕事 黒


うまくまとまりませんが、おいおい直してゆくつもりです。



  2016年12月6日、発送いたしました。
  仲間の力を改めて感じます。
  ありがとうございました。