２０２２年４月１日（金） 晴れ 風は冷たいけど、４月スタート
「上手くなったわねー」。高音部は、相変わらずせわしないけど、イントロの部分「ほーっ」が長く伸びるようになった。
朝のごあいさつはうぐいす。「大丈夫か―ぁ、それでうまく雌が呼べるかなぁ」の心配もしてたのよ。
それにつけても、どうして、みどりや黄色 翡翠色の羽が生えるんだろ。花もしかり。
人間様なんて黒か白。「もう、２年もカットに行ってないのよ」と言ったら、「白髪三千丈」と独り言をつぶやいて、知人は帰っていった。
毎月恒例の医者行きで４月スタート。
 
先月からエコバックを縫っているのは、ハギレ始末もさることながら、ミシンの調子が悪い。
糸が泳ぐ感じで、パシッと縫えない。これではガッチリとしたシャツも縫えないし、ましてや、絞りなど、縫って拙いとほどくのも怖い。
下糸の動きを守る釜の部分がすり減っているんだそうだ。
「ここまで使う人はうちのお客さんの中で、あなたともうひとり」ミシン屋さんは、褒めながら、暗に購入を勧める。
仇のように使って来たし、お稽古の生徒さんにも、使ってもらっていたし、充分のおはたらきではある。
あと何年踏めるかなぁ、寝たきりになるまでの家籠りの大切なおもちゃ。まぁ、ミシンがないということは、両手をもがれる感じだし。
釜が減っては、パソコンの経験のようにお掃除で直るわけでもない。
「パソコンに続いて、ミシンよ、お前もかーっ」。
ハイ、買います、最後の買い物。
この四月８１歳になる。結構じゃないの。まぁ、自分の寿命は買い替えが出来ないからねー。
お誕生日の自分へのプレゼントにしよう。イタイなぁと思い、でも機種を決めたらちょっとうれしい。
買い替えの出来るものでなだめておこうか。
最新型工業用ミシンがやって来る。バリバリ縫うのよ。
寿命の競争。いちばんの元気の元よ。
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