１１月末の作品展、断念しました。
盛り沢山な希望を詰め込んで、８０歳の一区切りをする予定でした。
体調はいいのですが、寒さが骨身にしみます。
それに何よりコロナ、来てくださった方にご迷惑をかけることになってはと、後々まで、こころが穏やかにはなりません。
張り切った分、反動が大きくて、ここ、２,３日ぼんやりしておりました。
９９歳の佐藤愛子さんの近著の伏線に一貫して流れる「すべて、成るようににしかならん」。この達観に、凡人はうじうじとしかできませんが、 残念は次の希望のスタートにならないかと、自分を慰めています。
出品予定の荷ほどきを済ませたら、陽の目を見なかった作品たち、ここでお披露目したいと考えています。
たくさんのお出会いの約束や、リメイク教室の約束をしておりましたのに、すべて、春を待つことにします。

向寒、師走、コロナ、物価高、いいニュースがありませんが、元気でいようと思います。
元気でいい春に向かいます。

宅急便のおにぃさんは、駆け足で、生協の配達はまず、庭にバックして入るトラックの音、近所の奥さんは声と同時に戸口が開くし、下駄の音は、近所のじぃちゃん、 なかなか下駄を売ってる店が無くてと嘆きながら、年中、素足に下駄。
日頃のつきあいはたいがい解かっているから、身構えも不要。

金曜日の昼下がり、ピンポーン。「どちらさま？」の問いにも答え無し。身構えて玄関へ。
「○○と申します。仕事のお休みの日を利用して、あなた様のお力になれればと、、」。
まだ、玄関開けないよ。
「どんな、お力を？」。草むしりですか、床のワックス掛けですか、頂けるものなら、お力頂戴、、とは言わなんだ。
「あなたさまの、シアワセをお支えしたく」
わたしのシアワセ　つっかえ棒はまだ不要です　とは言わなんだ。
それよりねー、朝の早いわたしの午後はせっかくのまどろみ時間、わたしのシアワセ時間をつぶすなよ。
いろいろ言いぐさ考えて来訪なさったんだろうけど、さては霊感商法？
見ず知らずの人を支える前に、ご自分を支えなさいよ。
だって、あなた、シアワセの匂いが全然しないもの。
さっさとお帰りください。あぁ、献金は受け付けますよ　とは、言わなんだ。

おっ！　これ長い針仕事の中で、一番好きな作品になった。（１００�p×　５２　ｃｍ）
刺繍布に麻の糸で日本の文様「麻の葉」のクロスステッチ。麻糸がフシだらけで、あまりの難儀に放っておいたもの。
この麻糸がよかった。これほどの面積をきれいな刺繍糸でクロスステッチを刺すと、なかなかスカッと刺せなくてアラが見えてしまう。
糸のフシが、アラを隠し、素朴さを出してくれた。
テーブルセンターにする？　テーブルは、何にも置きたくないし、ごしごし拭きたいタイプだし、何より、優雅にコーヒータイムを過ごそうにも、 茶色い水滴がポチョっとこぼれたら、怒り心頭は目に見えているし で、相変わらずマット？　茶色の廊下に、よく似合う。キルト綿を貼るか、薄い布だけで裏の始末をするか、悩み中。
コレ、今度の作品展の案内状のバックに使おうと、トップｉｎｄｅｘでお試し。

いろいろ障害があって、夏の作品展は不消化のまま。リベンジの作品展を、１１月末に開く。もちろん体調を考えながらだけど。
案内状を月半ばに作って、その時、再度本ページ更新予定。
寒くなって炬燵暮らしが始まって、やっと手が付けられて完成。苦労の甲斐はあった。やってよかった。悩んだら、しんどい方を選ぶのは、ポリシイー。ご機嫌。
ほらね、地味ーな毎日、シアワセじゃん。