酔芙蓉が急いで咲ききろうと頑張ってます。毎日３０輪くらい。高い空によく似合う。下には白花彼岸花、コレも今年は大輪。総じて花にいい年回りだった。
金木犀が咲いたら、やがて木枯らし。
わたしは、今度の雨上がりに、ほうれん草と大根を蒔く。
「酷葬」だの統一教会だの悪銭まみれのオリンピックなど、世間が騒がしい。
ワタシが「？」とひっかかったのは。
通園バスの置き去りを防ぐ安全装置設置の義務化。
つらい事件だったけど、安全装置が万能の解決策ではない。
当たり前の、極々簡単なそれこそ仕事以前の問題で、 日常、それの積み重ねで成り立っているわけで、単に「見たら、確認したら」済んだ話。
それを対症療法として装置をつけることで解決しようは、いかにも机上のお役人の考えそうなこと。
そのうち、安全装置のスイッチが入っていませんでしたとなる。
人間の感覚と知恵と機能をわざわざ減らすのは、もったいない。

籠っている割には、まとまった作品が出来ないのは、金魚で躓いた。
掲示板に頂いた、Ｍさんの作品の金魚、蚊帳の季節感と合うし、マットに使ってみようと、金魚のデッサンばっかりやってたんだけど、それに、バックも水色にして。
バックに貼り付けて、蚊帳地で覆うだんどり。コレがなかなか、金魚のしっぽの軽やかで細いデテールがぼやける。金魚大きくしてみたり、派手な色に替えてみたりしても不発。
そのうち、庭の秋海棠の葉っぱもおもしろいしと気移りも。
蚊帳を完食するまで死なれへんなぁとの気持ちなんだけど、これではなかなか死なれへん。

麻、絣の着物。かなり傷みが激しいけれど、来年になったらもう生ごみ行きになってそうで。
フレンチスリーブのブラウス、せいぜい袖を小さ目にしないと、麻の張りで帷子みたいになりそう。単に丈が長かったから、３段の襞で短くしただけ。取柄は涼しい。
残りでベスト。
いっぱい上物の和服があるのに、それからリメイクの想いはあっても。
要するに、ケチ、気楽を選択。やっぱり、死なれへん。

一番使い勝手のいい小片手鍋を焦がしたので、鍋類の買い物に行った。
軽くて小型が、この歳の条件。大きなフライパンでは炒め物をひょいと返すことがしんどくなった。
この売り場は楽しい。欲しかったものもこの際。
軽い２０�pのテフロンフライパン。少しの調理だし。しかし、テフロンのおかげで、焼き飯、焼きそば、薄焼き卵がずいぶん楽になったわねー。
意気揚々と大きな荷物でご帰還。
軽いフライパン、なるほどと、快感がちょっと陰る。ガスにかけて、食材を入れるまでが、何とも不安定。柄の重みで傾いてしまう。
ガーッと強火と気合いで調理したいタイプには、頼りない。
大は少を兼ねるはある意味正解だった。
ところで、焦がした小鍋、帰ったら、ピカピカに磨かれていた。「一番使いやすかった鍋なんやろ」と息子氏の仕業。
母が、ケアマネさんの介護度問診で、「趣味　鍋磨き」と答えていた。なんせ、流行り出したテフロンをへらへらになるまで磨いた人だから。おんなじことやってござる。隔世遺伝だわ。
「ここまで、焦がさないと、気付かんか？」のひとことと冷笑は余計。