| ２０２０年５月３１日（日） 終日 静かに雨
久しぶりに知人から電話。積もる話を延々として、やっとして「ところで用事は何やった？」
「しゃべりたかった。」解かるわー。
みんなしんどかったねー。新型コロナのおかげで、窒息しそうな毎日。
新聞のニュースもエッセイも、必ず巻頭はコロナの話が出て、ＴＶの感染状況の数字に毎日攻められて、
こういう時だからと逆手にとる余裕もなかった。
何ぞひとつくらい、転んでもただでは起きない賢さが生まれていたらなぁ。
 あいかわらず、マスク作り。
これはいわゆる、餃子マスク。西村大臣のマスクともいうらしい。
おんなじ閣僚、自信をもってアベノマスク、お使いにならないんですか？
この形にしたのは、「暑くなって、息苦しいのよ」と言われたから。
好きな形、というか、不安定な立体マスクのカーブより、がっちりと仕上がるのも好き。
随分、たくさんの方にワタシのマスクを使っていただいた。
 「丁寧に縫ってあって、、、」と言われても、お世辞としか受け取っていなかった。
なぜなら、元手を掛けた洋裁と刺繍以外はすべて我流だから、マスクに限らず、何を作っても自信が無かった。
マスクを作るのにたくさんのYouTubeを見た。なるほどと思い、しかしワタシなら、ココにミシン１本入れるなぁ とも思った。
使い勝手、特に洗濯した際の、縫い代がよじれたり丸まったりがイヤだと思ったから。
これを丁寧と言ってくださるんだったら、納得してもいいか。
ただ、洋裁の先生には不評かもしれないと思う。
先生はいっつも、既製品の洗練された感じにするのは、「手を入れ過ぎない、せいぜい縫うところを少なくして」が、持論だったから。
自信がないと、どうしてもごてごて手を入れてしまう。
右は男性用。デニムには赤いステッチにした。
たくさん作ったのに、手元にはもうない。これからが我が家用。
薬箱の横に、うち用の「マスク盛り合わせ籠」を置く。
 これは、普通の立体マスク、実はアベノマスクより大切なマスク。
コロナ籠りの間に、せっせと町内の方の提供品をリメイク。
新しいTシャツや、ベビードレスがある。いずれも薄手のニット。
キレイすぎて切り刻む勇気がなかった。思いついたのがマスク。
裏にニット地を引っ張り気味に使えば、肌に馴染むはず。
町内の皆さんにお配りしよう と思いついた。
お仲間に意向を伝えてスタート。ま、暮れのご挨拶を目標に。
突然、町内の方から電話。「今、スーパーに居るけど、マスクゴム 売ってるよ。」大量に買ってもらうことをお願いして。
方針を決めて、提案、動き出せば、必ず、のってくれる人が居る。我が町内健在。
だからさ、国民１軒当たり２枚のマスクは、お国で決めることでもなく、大金を使わなくてもよかった話。
配られる前から、もはや、アベノマスクのリメイクの提案や、不要マスクの回収が提案されるわけで。
しかし、マスクが手作りのたのしみのみならず、政治批判まで、ハッシュタグ付けて駆け巡るのも、少々虚しい気もする
不要不急なんて、大概バァサン暮らしには慣れたもの。
髪が伸びた。括れるくらい。コレもまたよし。うつむく針仕事には、邪魔にならないし。生涯初、もうちょっと伸ばしてみようか。
不要不急を破ったのは、久しぶりの喀血。こればっかりは、必要、火急。
月末、４日、いつもの持病のパターンでも、血を見るのは怖い。
別に寝ている必要もないんだけど。
そりゃまぁ、こういうこともありますわなぁ。何度かこれを繰り返して、やがて、くたばるんだろ。
こういうことがあるから、せっせと好きなことして遊ばないとと、バァサン、逆手にとって、こころは血がたぎる。
うん、いい性分じゃ。ホンマモノの楽天性を探そう。
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