はずしたマスクを何気なくエプロンのポケットに突っこんで、こりゃあかんわ。
ポケットなんて、ウイルスの洞窟。ハテ、みなさんどうなさっているんだろ。
マスク専用のポシェットを作る。
二枚入れて折りたたむピンク。それを折りたたんでベルトに通した茶色、書類袋のような１枚入り。
小ぎれ手芸が続きます。

縫ったマスクが２００枚、
使った晒三反、マスクゴム１５０�b。貯めておいた木綿の生地。
一族郎党に行き渡った後は、ＮＰＯ法人　ほうほうの森で販売となる。
持ってゆくと、すぐ売れてしまうんだそうだ。
紳士物の希望も多いし、お商売の方の従業員用に、果ては近くの医院の事務員さんまで「白いマスク」をご希望で。
アベノミクス 　アベノマスクの向こうを張って、クロノマスク。

奇怪、愚策の産物、アベノマスクの嘆きの失笑は、巷で語り尽くされたけれど、常、寡黙な友人が、「使いたくないなぁ」とぽつりと。
どんな皮肉にも勝る一矢。
大体、国民を信じないから、こういう思いつきの政策がいかにも金星のようにまかり通る。政府お仕着せのマスク２枚で国民が安心するという発想こそがそれ。
しかも、かなりの不完全マスクらしいと、悲しいオチ。

みんな必死で考えるって。
タオル１枚縛ったって、マスク。子供のころのトイレ掃除は、洗いざらしの手ぬぐいで口元を縛って。コレ肌に馴染んで快適だった。
やむなく出社する人がスーツ着て、口元タオルでしばって、、。可笑しいよりも、これはコレで、ある歴史的な年の連帯感の記録になる。
お国のお仕着せのマスクで、イライラ。あぁあ、あのお金　の無念がつきまとう。今、必死で頑張ってくださっている医療関係者の士気まで奪う。

大体これ、国の仕事かなぁ。
どっしり構えて大元の明確な方針を出したら、あとはそれぞれの首長に任せればいい。
一番住民の顔が見えるところで頑張る人たちを援護する親方を望む。
「あとは、国の財政で面倒みるから。」って。
この覚悟が見えてこないから、マスクになるし、犬抱いて家庭でくつろぐ写真でいかにも満足げ。
要らんから。
新型コロナ以上に、コワイモンが見えてくる。

籠るのは望みの性質だから、どうってことないんだけど、
今日出会ったのはひとり、今日は宅急便と生協のおにぃさん。
スーパーまで、郵便局まで、今日は表のポストに新聞取りに出ただけ。そんな日が続く。

娘はテレワーク。「部屋干しの洗濯物が写るのがイヤだから」と声だけで会議らしい。
顔も作らなくていいし、お守りしなくちゃいけない子供もいないし、この際、ご自分のペースでどうぞ。
それでも、「ずっとお勤めしてきたから、今迄、ワカランかったけど、大学生の息子たちの生態、スマホ片手にあっちでごろごろこっちでごろごろ」と嘆く。
息子氏は、今日からお休み。こっちが嘆かわしい。
そろそろ、「メシ！」の声がかかる。やがて、「今日、何するの？」から始まって、「今日、アレが食べたい」となるじゃろ。
メシは作るから、離れていてくれ。我が家にコロナ菌持ち込むのはアンタからしかないんだから。
「熱、マメに計れよー。」と言い置いて、おベント持って出勤してくれるのがどんなにありがたいか。

そして、ワタシは７９歳になった。８０歳まであと１年がんばれますか？
そして、ほざいているだけの自分に「しっかりせい！」。