１１月も終わり、陽だまりも風が冷たい。

ただいま９時。ＴＶでは福山雅治のライブ。
好きな人だったんだけど、ふと、「いい歳のおっさんが、」と気になった。
「愛」を思い入れたっぷりな顔や声で切なく歌うのはちょっと、「気色悪ぅ」感。
氷川さんが、ぎんぎらぎんで「愛」を謳歌する方が、無理がないみたい。
常、エイジレスで行こうと息巻いているのにねー。

「わたしたちにとって、結婚は、、、、生きてゆくために必要な選択です。」
希望、誠実、未来、理性、冷静、強さ、、
「愛」の持つ豊かさをひっくるめて若いお嬢さんの宣言。
みんな思っていることは同じなんだろうけど、「おおっ！」。
この方の今後は解からないけど、若い一時期の尊い１行。
バァサンだって、確かめ直すきっかけになった。

およそ、整形外科の受診ほど、頼りないものはない。
出血するわけでもなく、七転八倒の痛みがあるわけでもなく、快癒をどこで手を打つかも不明で、「ぐにゅーっと、ここらへんが痛い」で伝わるのかどうか。
肩甲骨下の「ぐにゅーっと痛」が、だんだん広がってきた。右手の腕から、手首を通過、
センセ、この不快感解かってくださるのかなぁ。

ミシンのお稽古中のじっちゃん、元整形外科医。
「こういうことが訴えたいんだろうなぁ」から、病巣、病因をさぐってゆかれるんだそうだ。
患者によって、表現や不快度も違うだろうし。

言葉っていうのは、楽しいくせに難しい。

「身体を動かせなさい。胸をうーんと張って」の指導。
だから、大概は庭暮らし。
ふとんと漬物用の白菜と、ご近所のネコと、陽だまり求めて終わりの秋。

型紙１枚。襟元を替えただけ。
型紙採るのがめんどくさい。
上は洋服地。３０年前の主人のカッターシャツの残り布。
下は、母の道行からリメイク。これは、横縞だし、しかも上下が違うから、柄合わせが難しかった。
母がこれを着ていた記憶がないから、もう５０年以上物に違いない。
おんなじ色目の生地で、コレもミシン糸を替えるのがめんどくさい。
このへんは、ええ根性してるんだけどなぁ。

何年振りかで布団押入れの整理。
浴衣２反で夏用、これは既定サイズだから、カバーは楽天。縫ってるうちに荷物が届くのはありがたい。
ついでに毛布カバーも買った。昔からの近所の布団屋さん、潰れるのは訳ないわ。
冬布団は、息子氏用のどでかいサイズ。これは、カバーはこれから。
まだ、綿が残っているから、もう一枚作るか、お人形用にこの綿使うか。

まぁ、とにかく、不自由なことよ。自分が自分でしんきくさい。
このページ打つのに二日がかりでは、お先真っ暗。

１２月に入る。
根気よく電気マッサージに通うしかないか。
コロナ禍の家籠りは性に合ってるなぞとは、今は強がりにしか聞こえない。
家籠りは、ハイ　疲れます。

もちろん、秋の台所はうれしい。
夏場遠慮していた　かす汁、おでん、それにお鍋。

玉ねぎとんとんも柿膾の大根も、会心の作にならず。
スライサーなるものを戸棚の奥から引っ張り出してやってみた。
気にくわん。奥歯かみしめて、息継ぎ忘れての包丁さばきでなくっちゃ。
左手で頑張ろうとするんだけど、ちょい、能力不足。
注意の指令伝達が遅いから、ガス台　奥の鍋を取ろうとして、手前のやかんの湯気で火傷。
みずぶくれが出来て、指輪が、真ん中で抑えこんだ。お魚のうきぶくろみたい。
そういえば、近頃、大概切り身で買うから、てんと魚の内臓など見なくなった。
母が大きな魚を捌いていたとき、コレが「うきぶくろ」コレが「魚卵」と楽しんだ。
今日日の子供たち、お魚の身体の中にうきぶくろがあること知らないんだろうなぁ。

かなりヒリヒリするから、ベッドわきに氷水の入ったボウルを置いて、一晩、左手を漬けながらの夜。

うーん、こころは晴れぬ。
先月のうちに、渋皮をきれいに残して、栗、剥いておいてよかったことよ。