喰って寝て、血肉を増やし、ラクして疲れを追っ払い　って、当面の贅沢過ぎる治療なんだけど、
こころがどうも、良質を失う。
充分に寝て、「さぁ来い！」で輝く一日をプランする気力がわかない。
１畳のベットがベースの暮らしから脱却しないと。
生協からの配達。
レトルト食品とジュースと。入院を想定していたから、無駄になると野菜を頼んでいない。
なくてもいいけど、あると楽しいきのこ類も使ってみたい調味料も入ってなくて、なんとも、面白くない。
野菜を求めてスーパー通いは必至。

そこここに、リズムが崩れている。
歓喜のリズムではないけど、短調で、小節の効いた歳らしいリズムに満足していた。
リズムが崩れた疲労もつきまとう。

食べられないことはない。
別に食べられるじゃんと、お昼のそうめんの束を増やし、お酒を禁止されたわけじゃないからと、食欲増進剤。
食べるというのもまた不思議なもので、食べだせば、お口がまた、なんぞと食べ物を探す。
ここでもまた新しいリズムに変わろうとしているわけで。

さすがにお腹が重い。胃下垂をいいことに、好きほっかい胃が伸びてるんだろ。
いったい、どうなってるんよ、ワタシの内蔵。
腸の迷路をかいくぐって定位置にとどまらず、遊びまわる腎臓や、からみあってじゃれ合う気管支と心臓や。
せっかくＣＴでクリアできた脳みそも、異変に新しい対応をしてるだろうし。

暮らしのリズムが変わるのは、これはなかなかの苦難。
修復するために、さぁ来い！

町内　ふれあいニュースを打ちこんで。
若い役員さんに頼んでいたけど、夏休みも終わり、お子達もおかぁさんも何かと気ぜわしいだろうし。
ちょっとづつちょっとづつ修復して、ワタシに還ろう。

今日も暑い。
この夏、２４時間クーラーに漬かりっぱなしの暮らし、コレもかなり堪えているはず。
今日でワタシの８月終わりにする。
明日は元気に医者に行こう。
この表現は、まったく正しい。
先日の病院でつくづく実感した。「元気だから、病院　来れたのよ。」

鍵を開けたまま、留守にしておりました。
未完のままに今年の夏が終わります。

歳よりも少し派手目の服を着て、徐々にボケてゆくのを、一日一日楽しみながら、いつかある日、針を持ったまま、音も立てずにコト切れる終焉を理想としておりました。
加齢は当然認めております。むしろ加齢なりのゆったりとした楽しみがあります。
しゃかりきのまま、目をむいたままの形相では、いかにも往生際が見苦しい。
「加齢だけでは、死なないんだ」　まさかの幼稚な発見が、スタートでした。

唾や痰に血が混じり、時には鮮血であったり、時には血液塊であったり、「こういうこともありますわいな」が、通用しなくなりました。
耳鼻咽喉科、異常なし。
朝起きると、洗面所の白い陶器を染める大量の鮮血、異常ありです。
いつもの内科に行きました。先日、肺がきれいと先生に喜んでもらったばっかりです。
すぐに市民病院へ。肺のもっと奥の方からの出血を検査するためです。
CT検査の結果、出血の原因が解かったそうです。気管支と心臓の接している部分かららしいです。
正確に書くほどの知識もないのと、あとで付け加えられた「この状態になってしまったら、また、出血は起こります。」の印象の方が強烈で。
他に、脳神経科のCTもあって、忙しい病院診察でした。

３粒の小さな薬で、とりあえず投薬３日目から出血は止まりました。

性質の悪い病巣があっても、死期が予定できるから、終活の速度を変えればいいだけでと、切ったり貼ったりで治療する気は毛頭ありませんでしたが、
血を見ることの怖さを体験して、如何に傲慢に構えていたかと、反省もあります。
しっかり食べてしっかり寝て、体力をつけておくことが課題と病院で指導を得て、これからは地域の先生のお世話になることになります。

ＨＰを閉じようと考えていました。
事実で繋いでゆく日刊は、つらいものです。
暗い記事が増えて来ます。
かがやくことがもう出来なくなりました。
感性の鈍化は自分がいちばんよくわかります。
しかしこの事実から目を背け、はしょってしまえば、明日に続かなくなります。
「どうするのよ」の問答が、自分の中で飛び交います。

まだ、鍵を閉めたくないという思いも強いです。

自分で仕掛けられなくても、きっと美しいものは見つかるだろうし、美味しい発見もあるだろうし、これらは受け身であっても確実に老後を生きる不可欠の糧であるはずです。
記録をすることで、より深く見つめることができ、感動を得ます。

他人さまにとっては、駄文の羅列でしかないでしょうけど、
毎日書くことで、すぐ隣にある新しい言葉の発見が有りました。コレは書かないと発見できないものでした。
自分の記録を綴ること以上に、助けられ引っ張り上げてくれたメリットは大きいです。
気力がないからと、止めてしまったら、未来を失うことになると思ってもいます。

パソコンの暮らし２０年、それはもう三度のご飯に並ぶもので、止めたら、普通の暮らしの骨を一本失うことになります。
簡単に鍵は閉められないなぁ、閉めるなら、金色に輝くかなりの鍵じゃないとたまらんなぁ　です。
その日の体調を見ながら、しばらくは、気まぐれに、気ままに更新してゆこうと考えました。

久しぶりにパソコンの前に座ったら、元気が出てきました。
気難しくて相性の悪い相手ですが、ええとこどりして、自分の力に変えてゆきます。

なんですか、この暑さ。
いったん涼風の味をしめたら、こたえる暑さ。それにまた台風。
接近か上陸かの予想日が、お食事会。
もうちょっと、様子を見てから、決行できるかどうか決める。

しょうがないから医者。まったく！
朝、うがいをしたら、鮮血が混じって。
喀痰検査も胸部レントゲンもクリアしたのに、やっぱり血を見るのは怖い。
どこがどうっていうことも無かったんだけど、加齢と乾燥かもと。
対症療法として、今日からマスクをして寝ることにする。
マスクに濡らしたガーゼを挟んで、決して鼻にまでかけないこと　を教えてもらう。
口呼吸は乾燥を招くけど、鼻呼吸は、空気中の水分を取り込む取りこめる。
このマスク就寝だって、改善されたとはっきりわかるものではないと、念を押されて。
大変ですな、高齢を生きるということは。

かつお出汁のしっかり効いたサツマイモの蔓の煮物を頂く。
１本１本、皮をむいたお手間もの。自分で自分用にはしないから。
頂いた方も、ワタシよりちょっと上。

久しぶりにスーパーに。食材はまだお盆に用意したものが残っているし、煮含めたにしんもある。
目的はアボガドだけ。

夏痩せするタイプではないのに、とうとう３６�sまで体重が落ちた。ちょっと自分でも深刻。
先日、検診の際に何とかしたいと言ったら、食生活の点検をされた。
お粗末な食事を報告したら、「昔の人みたいな食事ですね。」と笑われた。
金さん銀さんがなんで長生きできたかをひきあいに、肉を食べよって、ワタシ、出来る努力と出来ない努力があるもん。
なんとか、蛋白質をというアドバイスに、肉や魚で摂れないんだったらと、植物性のものでアボガドを勧められた。
大豆に匹敵する蛋白質があるんだって。
母にはスプーンですくって食べてもらっていたんだけど、このごろ使う機会も減った。
まぁ、嫌いではないから。１日１個を目指している。軟らかいのから順にまだ皮がみどりっぽいものまで買う。
流行り出したころわさび醤油でお刺身風だったけれど、今はもっぱらレモン塩。
うーん、飽きてきます。

町内お食事会のあらかたの形が決まってきた。
なによりも、新住民の２軒が参加はうれしい。
それに、子供たちも今年から参加だし。
今回の主な段取りは、若手のふれあいメンバー。
思いがけないたくさんの参加と、上手いことすすんでいる確認ができた。
以前だったら、しゃかりきとひっ構えてやっていたワタシだけど、近頃、周りの人に仕事を振り分けられるようになった。
このやりかたが正しい。
コレも歳のお蔭。エネルギーが少なくなって任せるしかしようが無いんだけど。
夏の終わり、お食事会成功するかも。

午後は、ぼちぼち、母と姑の浴衣。柄が細かいから、利用しやすそう。

　カーテンの隙間から鋭い朝日。
季節の巡りは確実に、勇んでやってきた。今朝。

さぁ、イレギュラーの日々から、目覚めましょう。
おとなばっかりのいいお盆でした。
くらしに大事なアクセントを貰って、新しい季節をスタート出来ます。
長いこと、パソコンも開けず、ミシンもカバーをかけたまま。酸欠状態を感じる日々でした。 <

山根さんと尾畠さんが、ワイドショウを席巻の感じでした。
(今はそれぞれの個性で、はっきりした印象はありますが、この日記、ずっと先に読んだ時、この二人、いったい、誰やねん？になるかなぁ　と思いながら。）
共に７８歳。それぞれの人生のおおむね集大成の形が、浮きあがりました。
特に２歳の坊やの発見救出はお盆のいいプレゼントでした。

追っかけるワイドショウも含めて、意気軒昂が饒舌を引っ張り出すきらいも感じていました。
ひとりは、単に小心のガキっぽさが露呈し、ひとりは美談が透明さを失くしそうで。

浴衣のリメイク、続行。
麻、縮みの浴衣から、作務衣。

今日は暑い。
危険だと思うほど暑い。

カーテンは縫えなかったけど、まぁいい。
今から、夏のカーテンでは。
お盆玉も用意した。
別に、時流に乗ることも無いんだけど、
アンケートによると、このお盆玉、世間では３７％くらいだとニュースにあった。
そも、アンケートたるもの、はなから信用しているわけではない。
答を一定方向に誘導されるような問いの気味悪さと、実際、答える側も真実かどうか。
自分がそうだから、人もまた、おんなじように考えてしまう。
まぁいい、お小遣いを渡せる人も他に居いから、出来るよろこびの方を採ろう。

今夜から、絶食。明日、検査受診。しゃーないから早寝。
段取りが完了していると安心だし。
あぁそういうことか。娘家族、お泊りを止めたのは。
却って不安になってきたけど、合格の報告で、いいお盆にしよう。

明日から、一週間日刊お休み。
すっきりして、お盆が済んだら、秋、期待の秋。

あまりにも道路が渋滞なので、母のお墓まで足を延ばす自信がない。
半分の道のりのうちの別荘まで。
ココも駐車場が満杯で。なかなかみなさんお盆となるとエネルギッシュですなぁ。
「また来るから」。
娘夫婦が来たら、お盆のお参りは任せて。
道の駅で野菜を買えば、あらかたお盆の準備もできた。

今年はお泊りが無いから、精一杯の御馳走の日にしましょう。
「バタバタするけど」と娘はことわるけれど、いいのよ、若いお孫ちゃんたちのけっこう忙しいらしい生活があるし、共働きでは、ちょっとでも休養の日にしてほしいから。
それでもねー、アレしてコレしてがうれしくて。ちらっとかすめる、最後のお盆かなぁ。
お盆の最中にワタシは医者行き。「空いているから」で検査を受ける。

親指のケガもうっすらと線がつく程度で落ち着いた。もう、はじける心配はなさそう。
冬なら、コレ、あかぎれになるんだろうなぁ。助かった。
浴衣のリメイク続行。大きなもので勝負しないと、また来年、浴衣を触る気はないし。

しぶとく、暑い。
庭の真ん中にろうそく。
３段引き出しの衣装ケース。３つの引き出しとキャスター付の枠。
空になったということは、それだけ、断捨離がすすんだということなんだけど。
廃棄。４５�gのゴミ袋に入れるために３つくらいに、ばらす。
コレに市の大型ごみ処理チケットを買うのはもったいないし。
ナタを振り下ろしても、ナタとバァサン跳ね返る。
万能のこぎりは、コレも無理。
思いついたのは、ろうそく。
プラを柔らかくして、折り曲げる。
息子氏が不在だから出来ることで、さっさと、片付けてしまいたい。
納屋の隅っこが、すっきりなった。

ふれあい　しゃべり場で作られた３枚の四角いコースター。
縁の仕上げに、ミシンをかけて、出来あがり。
ちょっと、小さいなぁ。
ワタシが作ったのは、小物入れにもなる、花型のコースター、試作も兼ねて。
キルト芯を挟んで、花を作り、花びらの切れ目のところで、タックをつまんだら、立体的になった。
つまんだところに、ビーズでも飾ろうか。
夏場は冷たいコップを置くと、テーブルが濡れるし、必需品。

ただいま、金色の糸が、町内をリレーしている。
金色ポーチの最後の工程用。
需要の少ないものや、残りものになりやすいものは、こうして使えば、楽しい。
面白いのは、糸と一緒に、「コレ使えない？」と布が付き、「昔やっていた木目込みセット、誰か仕上げてよ」だとか、
挙句、シジミの殻まで。
ポーチのファスナーの飾りにと提案。
こうしてつながってゆく　楽しさ。

さすがに指の先、昨夜、横になったら、ドックンドックンと痛かったけど、やってしまったものはしょうがない。

たかが左手、ただし、ひと様よりこの左手、頼りにはならん。
右手１本で、がんばってきた。
左手が利き腕でなくても、けっこう左手を使っている人はあったし、上手く両手を使っているなぁと、祖父が障子を貼るのを見て思ったことがある。
まったくのあかんたれのわたしの左手だから、まぁ、どうってことないと思っていたんだけど。

すまん！
結びこぶは一定の大きさで決めたいから、左手を使うタイプだが、たちまち、糸の結びこぶが出来ない。
挙句の果て、手縫いでいつの間にか、包帯も一緒に縫いこんでいる始末。
昨日はせん切りにされ、今日は、縫われては、まことに申し訳ない。
それに、ビニールの指サックはよろしくない。空気の当たらない分、白くなってブヨブヨ。
抜けてしまいやすい包帯は、軍手の指に換えて押さえた。

手を広げれば、大体何ｃｍで、歩幅は大体、おでこに手を当てれば、うん？少しお熱かな　とおおよその見当がつけられる。
ネコのヒゲほど高感度ではなくっても、身体の表面のそれぞれの部分が感知しているわけで、それで暮らしや命が守られているわけだ。
もちろん、頼りない左手だって、お役全うしてるんだろ。

規則的な山型のキズ、まだ、ぽっかり口を開けて、コレ、いつかくっつくかなぁ。この指の腹のカーブは、傷口が開きやすい。
で、開き直って遊び日、ゆったり日。
まぁ、よろしかろ。暑さの疲れを、ちょっとづつ、元に戻さにゃ。

生協、葉物野菜が冷蔵庫に詰まるのは安心。しかしこの時期、冷蔵庫でも長持ちはせん。急いで食べにゃ。
新聞の市況欄、（実はこの活字フォントがわたしのその日の視力検査になっている。）
ほうれん草と白菜、相変わらず高値更新中。

親指のてっぺんに山形の切り傷二つ。
せん切りピーラーの仕業。
しかもこのピーラー、先週生協で買ったもの。鋭いトゲトゲの刃が光る。

大体、奥歯かみしめてせん切りするのは、無心になれて、自分の成果も見られて好きなんだけど。
それに、台所に調理器具がはびこるのはイヤだし。
時々、血迷って、きんぴらも大根も、ごぼうサラダも、形が整っていい感じかもで、つい、買った。
指も一緒にせん切りするところだった。
こういう場所は、なかなか傷口がふさがらないし、絆創膏の貼りようがない。
調理用の手袋の指を切って、とりあえずの指サック。
用心してもついつい、力を入れるので、くっつきかけた傷口もまた開く。
針仕事は右手中心だからなんとかなるか。大事な糠みそ、やっぱ両手で大きく撹拌したいし。
食材の塩揉みは用心用心。

歳の割に、よぅ怪我しますなぁ。
母に言わせれば「そっぱつ　やから」となる。
「そっぱつ」とは、荒っぽくて、落ち着きがないことの意らしい。（黒野　辞書）

洋裁でも、よく怪我はする。アイロンで火傷もする。
えんばんと今日は薄色の布。
ちなみに、布に血がついたとき、自分の唾で拭き取れば大概ＯＫ。
これは、洋裁の先生の秘伝。
自分の唾でないとダメなんだそうだ。
化学反応の感じはするけど、なんでかワカラン。

一日、調子よく動いていたのに。
夕暮れに血を見る番狂わせ。自分が悪い。

立秋。さすが、朝夕は涼しい。こんな日は外。
「暑いから言い訳増えて手抜き増え」（新聞　川柳欄）。これからの戒言ですな。

猛暑の日々で草も絶えたかと思っていたのはマチガイで、単に干からびて、茶色くなっていただけ。
どっこい、「生きております」と。
猛暑の日々、へこたれていた蚊も、この薄曇りに、活動再開の様子。
蚊も蟻もひとまわり巨大化した感じで、人間様と戦う気だ。
酔芙蓉が空に向かって、笑っている。

今日は、いろいろいただく日だ。
朝は、わらび餅と果物カップを頂いて、本日のおやつ。
高山のお土産は、朝市の小なす、に高山の桃。
わざわざ、朝市で小なすをと。
高山は想い出深い街。富山から名古屋から、何度も途中下車した。
主人は杉玉の吊られた地酒屋をまわり、ワタシは古着屋を巡り、電車の中で、戦利品を競った。
山のあるところに住みたいねー　と惚れていたのだが、地元の人にぴしゃりとやられた記憶がある。
「日照時間が短くて、冬の厳しさ　知らないから。」
夕方は、ゴーヤ。わざわざ買わうもので無いから。

家仕事は楽しい。
問題は、夜なべ仕事が出来ないこと。
びわ湖花火大会の音を聞きながら、もう眠い。

忘備　
庭の草むしりをしながら、昨日のサツマイモ畑を思い出していた。
「スベリヒユ」。小さな肉厚の葉っぱを満つにして、地を這う。
最初に覚えた花は、多分このスベリヒユ。
サツマイモの蔓と絡み合っていて、おとなたちが恨みを込めた俗語かと思っていた。
植物図鑑を見ていたら、ちゃんとあるではないか。７０年余の解決事項。

ヒロシマ。
あの日、多分、琵琶湖岸の砂地のサツマイモ畑で草むしりをしていたような気がする。
実際は草むしりにゆく祖父母や母にくっついて行くだけだったのだけど。
そして、終戦の日もやっぱりサツマイモ畑だった。
家族が畑仕事をするあいだ、いつもは水辺で遊んでいるのだが、その日は、祖父が厳命した。
「ひとりでゆくと山犬に襲われるから」と。
祖父の言う山犬は、野犬だったかオオカミだったか解からないのだが、うみかぜを遮る深く長縦の松林は、確かに、気味悪るかった。

ヒロシマ原爆から、終戦、大人たちは、緊張の８月だったのだろう。
記憶になくっても、日本の歴史の大きな転換の日を学ぶうちに、実体験の重みで、ワタシの中では、物事を考える原点になっている。
戦争で亡くなった人も原爆で焼け焦げた人も、同胞の悲劇の上に生かされて７７歳。
ありがたいと思う分だけ、鎮魂の祈りと怒りを持ち続けたい。

いかにも静かに、今日のヒロシマを告げるＴＶ。煮えくり返るはらわたの怒りが隠されている。

背中の荷物は、自分が勝手に背負ってるだけで、ひと様と関わるものでないのは気がラク。
お盆の用意と針仕事で夏を閉めましょう。
レースのカーテンを新調したら、内側のカーテンのくたびれが目立つ、コレも縫いたい。
庭も１０分ほど。

メニュゥも考えたい。筆頭は大根、みょうが、ちくわの海苔巻、わさび醤油。蕎麦がきも加えてみたい。
信州のわさび１本から生まれた今夏の逸品。
めずらしいものは、たいせつに使いたいと思うから、おのずと考える力になる。

確かに、京都　錦市場には、珍しいものはあった。
こんな風に使ってみたいと魅力は感じたけれど、あの、雑踏とものを食べながら歩く外人観光客の中はぞっとする。
老舗の商店主だって、様変わりする錦市場を苦々しく思ってはいるだろうけど、食べやすいように持ちやすいようにして、 試食させることで、売り上げにつながる現実が、市場を様変わりさせてしまったのだろう。
変遷は、プラスにもなるけど、取り返しのつかない変貌にもなる。
エプロン姿で、いわゆる籐の買い物かご提げた京のおかみさんたちの店主と掛け合う声なんて、もう聞こえない。

昔ながらのお盆にしよう。
お盆の一番大事な、懐かしさと鎮魂の日にしたいと、楽しみな背中の荷物。

　午後４時ごろ、家の前に救急車が止まった。
どうぞ、ワタシを乗せて行かないで。
路地の奥のご主人、だいぶ前から、弱っておられると聞いてはいたけど、静かなお年寄り夫婦の日常は、急変。
何が起こるか解からへん。

あらためて、普通の日が、如何に稀有でいかに贅沢かと思う。
さ、その贅沢な日を取り戻して、守ってゆこう。

ふれあい　しゃべり場の後始末をして、ワタシもし残し分、金色の帯でポーチ。
町内の方から、まだしつけのついたまま、何かに出来る？と頂いた帯。
あんまり大きなものでは、金ピカはしんどい。
いつものファスナーポーチ、それも３０�pファスナーから、２０�pファスナーに換えて。
折り目が目立つので半幅のポーチ。
８個分裁断できた。
なかなか、扱いにくい素材、硬いようで、弱い。
ハイ、町内の奥さん方８人、バックを開ければ、金色のポーチがコロンとあったら、楽しいねー。

覚悟せにゃ。
医者のはしごをしたのは、覚悟の行動。

昨日朝、うがいをしたら、鮮血のきれいな赤。
３回ほどのうがいで、吐く水は、きれいになった。
寝ている間に歯ぎしりでもして、お口の中、傷がついたのかな。
昼食後、歯を磨いたら、痰の中に血液のすじ　ひと刷け。
しゃべり場を済ませて、夕食後、洗面所で、また、吐いた水が赤い。
治まったかと思うとまた出血。

耳鼻咽喉科へ。
大体、不調はまず喉に現れる。内視鏡で喉、食道、鼻腔の検査。
それぞれを守っている粘膜が弱って「出血しそうなところがいっぱいある」状態なんだそうだ。
疲労、乾燥、刺激で、粘膜の荒れからこうなるらしい。
思い当ること２点。クーラーつけっぱなしの就寝。必ず、夜中に水が欲しい。
常、いっつも喉がイガイガしているからついつい、すっきりさせたくて、無理に咳払いをする。
「これでもかぁ」ワタシじゃないよ。先生の言葉。
「これでもかぁ、これでもかぁ」で、無理して喉に力を込めて、咳や痰を吐こうとするのは止めなさい。
「これでもかぁ」のタイプであるのは間違いない。
喉の粘膜から、性格まで診断されるとは。

この出血が、気管支からなら怖い　で内科へ。
レントゲン撮影。「よかった―！」胸の写真を見て、先生が喜んでくださった。
まぁ、まだ検査は続くけど、とりあえず落着。

血を見るのは、かなり、ショック。なんやら、かんやら、襲います。
加齢は、自分で治癒する力や身体の中の現象をフォロゥする機能が減って、
若い時ならいつの間にかやり過ごせているということが、出来なくなっているらしい。

びっくりしてドキドキして、なんとも大忙しの一日。
平穏　って、いよいよ稀有な日々になってゆく。

　恐ろしいほどの平均年齢も恐ろしいほどの暑さも、なんのその。
今日の作品作りが決まったら、あとは、お口の活躍で。

メンバーでただ一人、若い方が、「こんなの出来たー」と刺し子のふきん。
若いって言ったって、中学生以下、男の子３人のママなんだけど。
「しゃべり場で、こんなの作ってみよう」と以前提案したときには、「どうして、こんなことができるのぅ？」の発言を聞いていたから。
お茶わんで〇書いてチクチクされたんだって。
それでいいのよ、こうしなければってのは何にもないんだから、むしろ、彼女は、刺し子の原点を気づかせてくれた。
難なく「楽しかったよぅ」と言われて、先輩のバァサンたち「若さだねー」。
男ばっかりの家族の中で、家事に奮闘しながら、彼女の時間を楽しんでいると思うと、愛しい。
もう一つ、彼女のいいところは、「早く使いたい」と、もはや一回洗濯済み。
出来あがって、うれしくなって、使うのが惜しいというバァサンたちとはそこが違う。

「こんなの、、」の提案で、試作した、ティッシュケース。ぶら下げ型。
上の輪っかは、蚊帳の釣り手。
８畳用の蚊帳の釣り手のこの輪っか、いくつあるか数えだして、早い者勝ちだねー。
「いいや、うちにも確かある」。バァサンもバァサンなりに本領発揮。
ここから、発展して、ポリバッグ保管ケースもとなった。
今度は底に穴を空ければいい。
おしゃべりを形にしてみる。宿題たくさんもらって、第２回しゃべり場、終わった〜。
「楽しかった」まで、なかなかいかないけど。

さぁしばらくはワタシの日々。
お盆準備だけど、さしあったって医者行きからではつらいねー。

Eテレ、ラジオ体操のお付き合い（がんばったとは、なかなか書けん）のあと散歩してただいま帰宅。
昨日のダウンから、立ち直れてますって。
今日も暑くなりそう。（３日　朝　記）

目の前を、リュックから伸びた色白の太い腕がプルンプルンと暑さをかき分ける。
短パンから、満タンの足が伸びて、外人さん。
耳からは中国語。皆さんようこその前に、暑い日本へ、御苦労さんです。
京都、錦市場。断然外人の方が多い。
まぁそりゃ、ワタシだって、涼しいデパートから抜け出して、歩こうってわけだから、ゴクロウサンなこってすけど。
怖がってせいぜい出かけなかったのに、よぅこんなことやりますなぁと、途中で、自分に腹が立ってきた。
京都滞在、４時間。目的の手芸用品購入とかまぼこ。
錦市場に入ったら、かまぼこだけでは済まんのもまた怖い。

ふれあい　しゃべり場の材料準備もできた。
満足の夕食も。
多分、しかし、もう、こんな時期に出かけないだろうなぁ。
しっかりダウンして。

終日、ふれあい　しゃべり場の準備。
マスクの人、刺し子の人、刺繍の人、金の帯でポーチ作る人。
多様であっていいと思うし、それぞれの作品も、必ずこうしなければの規則があるわけじゃなし。
どうしたら、きれいに出来るかを念頭に置くだけで、そんなことはやってる中で、みつけてゆくものだし。

だから、素材をじっと見つめて、「コレこんな風なものが出来そう」の提案をするのが、ワタシの仕事だと思っているし、ドキドキしなくってもいいんだけど。
やっぱ、日が迫ってくると、ココから逃れられなくて。
あぁこういうことに躓きますか　の新発見があって、いい刺激も貰えるし、ガンバロ。

明日は京都。手芸屋さんの安売り中だしと、いかにもみんなのためにかっこつけた建前だけど、。
気持ちは、錦市場で上等のかまぼこを買うこと。
頂いた、信州のわさび、やっぱ、かまぼこで、本領発揮してもらいたい。

８月、天候不順で野菜が大変なことになってるらしいけど、まぁ、お盆が済んで涼風が立てば。