バイバイ　ワタシの６月。さっさとバイバイ。
狂ったのは、２１日から。いつもの定期健診から、ややこしくなった。
あれよあれよで、暮らしが面白くなくなって。この半年の印象が陰ってしまった。
もうちょいで決着つけて、あとの半年。
しかし、鬱陶しい頻度は、ますます増えるんでしょうなぁ。

そう悪い月でもなかったのよ。
パジャマをひたすら縫ったし、今日仕上げれば作務衣３セット。いいペースで進んできたのに。

「食べるとこあるかなぁ」と最後のはちくを頂いた。
細くて青々。
食べますとも。
糠も何にも入れないでゆがく。
節の間隔の長くなったはちく、ポンポンと鍋の中で爆発している。
まさしく竹、パンダのごとくばりばり頂きます。
孟宗竹は猿害で、まともに食べられなかったけど、遅くまでたけのこの恩恵。
好物ですと宣伝しておいてよかったこと。

おいしく頂いて、ため息、もうやめよう。

わかった！　体中のあちこちが痛い。やっぱ、病気進行中ですかと、あきらめていたら。
あの、胃カメラ。
身体をラクにして、力を抜いて、顎引いて。結局、５分ほどの撮影の間、こればっかり言われてた。
緊張の中で、力を抜く技。
力を抜こうと思うとよけい力が入って、今日の節々の痛み。

力を入れるのは心が発奮する分その気になるけど、力を抜くのは返って力が入る。
一応、今だから耐えられた。これ以上歳とったら、検査さえ受けられなくなるわ。

血液検査は、正常の範囲。ほっとしていいのか、中身がワカラン。
市民病院への精密検査の紹介状をもらって、今週のたたかい終わり。週末になってほっとした。
６月中にキリをつけられないのがちと残念だけど。もう結果よりこんな生活が続くだけで参ってしまう。
結局立ち上がるのはわたしだし。普通の日々の暮らしに戻さにゃ。

お医者さんの近くに、うちの新聞の販売所。
カッタンカッタン音がする。
日曜の朝刊の広告の折込作業。ボーナス時は広告がぐんと増えるんだそうだ。
「コレ済ませて、夕刊配って、夕方６時半にはもう寝てます。」深夜１時前には、トラック便の新聞が来るから。
子どものころからずっとこの生活パターンで。
月末の集金時にはなかなか６時半就寝ができなくて　とここも老あるじ。

コツコツと自分の暮らしを営んできた人がいる。
今のワタシにはまぶしい。

ふたつある冷蔵庫をひとつにすれば、置き場所も空くし、炊事の動線も短くなる。
動線って言っても、狭いキッチン、右向くか左向くかだけど、頭の導線が一瞬迷う。「どっちの冷蔵庫に入れておいたかな？」

多分、電気代も安くなるだろうし。
ふたつとも、もうロートル家電で、一つは電源を切ってリセットしてだましだまし使って来たから、買い替えても許されるだろ。
「冷蔵庫買ってきて」と息子氏に言ったら、きょとんとしている。
ちと頼むものが大きすぎたかな。
「おかぁさんが使うものだから」と遠慮気味。

冷蔵庫の機能さえあれば、色も形も頓着しなくなった。
昔なら、暮らしの手帖の商品テストに首っ引きだったけど。
モノに対する執着や好奇心がなくなったわけでもない。
プロの仕上げたものが絶対だと思っているから。
素人が生半可な知識を振り回す方がよほど恥ずかしい。
必死の技術者がそう頓珍漢なものを生み出すはずがない。
資金はタダというのも気分が軽い。白内障手術の右目の保険給付金が賄ってくれる。
どこかで「保険を触ったから、病気になった」と根拠もない不快を持ちながら、大儲けさせてくれた右目に感謝しているのだから、なかなかのシンプル思考。
さて、保険屋サンに、病院通いに決着がついてからと待ってもらっている医療中心の保険、どうするかなぁ。

少しは気分がいい。
夜中に頭痛で目が覚め日中も繰り返す頭痛があったりで、先の診察で先生に訴えたら、「痛み止めを出しておきましょう」だったけど、
「原因がわかるまで様子をみます」と断っていた。
単に痛みを抑え込むのは怖い。
ずっと頭痛時間を記録しておいて、昨日やっぱり薬を貰うことにした。
原因がわからなくても、薬で処理してもいいのかなぁの疑問はあるが、背に腹は代えられない。
１日３回の薬、一回目一錠で頭痛が消えて、一日持った。
なぁんだという思いと、これで治ったということではないという戒めが交錯して。
だけど、ラク。

暗いな、この頃。
そりゃそうだ、入試の結果を待って、新しい人生計画を立てるの若い人とわけが違う。
身体を叩いて叩いて、７２年の埃を引っ張り出す作業だもの。
それとて、治療にファイトを燃やせるわけでもなく、「このしんどさ、なんとかならんか」の程度。
「苦しくさえなかったらいい」の低い目標なんだから。

まぁ、今までがけっこう過ぎた。しあわせ過ぎた。
昔、ＨＰの訪問者に「こんな、明るくて楽しいバァサン暮らしを綴っていていいのかなぁ」と尋ねたことがある。
「明るければ明るいほどよろしい！」が答えだった。
そのころ、叩いて飛び出した埃ですら、錆には思えなかった。
「そう来ますか？」と受け止めて「おっしゃ、それなら」のファイトの目標の好材料にできた。

検査。
誰だ、経鼻カメラはラクだから　と言ったの。ちっともラクじゃない。
胃カメラと組織採取で生検。
何度かカメラ頂いてますけど、今日初めて解かったこと。
食道と胃のつなぎ目が極端に細くなっていて、おまけに胃がうつむいた形になっているから、食べ物が胃に落ちるまで時間がかかるんだそうだ。
だから、食べ物がのどに詰まるわけで、
「死ぬなら、喉に詰めてだな」と感じていた日頃の困難の理由が解明。
「やわらかく、細かくしたものをゆっくり食べる」。
わかっちゃいるけど、好物をかぶりつく食事の醍醐味はいずこに。
やがて、小ぶりの下田なすの丸かぶりの季節ですぞ。
離乳食に戻るわけですな。さらにむせるのを防止するため、とろみ何ぞつけた日にゃ、病院のおばぁちゃんと一緒ですがな。

絶食のあとは、御馳走食べようと思っていたのに、あぁ、これもつぶれた。

暗いな、この頃。
検査が続く当面、当然のことであきらめるか、
否、ちょっと前まではなら、輝く日々の為のスタートとチャンスのプラス材料にできたのに。

何とも不気味。
首を洗って、いちかばちかで検査を待ちましょう。
本もＴＶも心が入らず。布が目に入るのさえイヤで。
何にもしないで雨の一日。
家事があるのが、ありがたい。

昨日の羽毛の戦いの後遺症。どこからともなく、羽毛が舞い上がる。
なんだ、アレは２分割する前にカットするところをくくっておけば湧き出る羽毛を少なくすることができたのに。
もう一生、布団をカットするなんてことはないだろうから、教訓は生かされない。
いつもだったら、物事をするために、どうしたら合理的に遂行できるか考えて「こうしたらいいんや」のアイデァが浮かぶのに。
不調は、頭の働きまで鈍くする。

否々、この頭痛、脳みそに悪さをしているヤツが居るのかも。
検査待ちは、ヘビの生殺し状態。
吉と出るか凶と出るかの予想で悩むより、はっきりせい　とどなりたい気分。
どっち向いて行動したらいいのかが早く知りたい。
コレはウソ。
先生が素早く決められた検査スケジュールから見て、アブナイと納得はしている。

大きなものを広げる自信はないから、古いジーンズ１０本。ええとこどりのカット。
コレであれこれ作れる日が来るんかなぁ。
身の回りの軽減策。

社会人公募の校長が３ヶ月で退職。
大都市　橋〇市長の目玉教育施策の結果。
理由がカワイイ。可憐すぎる。
教育に対する情熱なんて元々なかった。単に、自分のことしか考えていなかっただけ。
「自分の意図していたものと違った。」
と、矛先を、首長や教委に向ける。

意図は希望をあふれさせていろいろあるだろ。
３ヶ月で見えてくるはずもないし、そんなに早く気付くものなら、「やってみよう」という段階で見えているはず。
第一、子供たちにこの言い訳は通用せん。
大人の愚策の結果、翻弄される子供たち、これもいじめの形。

家事も滞りなく終わった。雨もよいだから、納屋に洗濯ものを干した。
元気はまだ余っている。気になっていること片付けましょう。
先日の資源回収で持って行ってもらえなかった羽毛布団、納屋の隅につくねたまま。
２分すれば４５リットルのごみ袋に入れられるでしょ。 生ごみの日に出してしまえば、納屋がすっきりなる。

羽毛布団を納屋で分解するとどうなるか。

ふたつに切り裂き初めから、もくもくもくもく白い羽毛が湧きだした。
閉じ込められていた窮屈から、鳥の羽そのままで、飛び立つ。
まぁ、詰め込んじゃえば済むでしょ。
済まん！

まぁ、集めて詰め込んじゃいましょう。
詰められん！

手で掴めん。やっとの思いで新聞紙ですくってごみ袋に詰める。
押さえれば、羽毛のヤツめ、袋の口から勢いを増して飛び立つ。

紺のＴシャツオーストリッチ風。頭、吹雪の中を駆けてきた風。
納屋の棚、積雪風。洗濯ものもちろんおじゃん。
手で払えば、また、飛び立つきっかけを得たと元気を増して沸き立つ。

完敗ですな。
恋を得て希望を持ち、恋を失って泣く。
羽毛から恋につながるかなぁ。
だけど、可笑しくてそんな結論で半日。

「小鳥が入ってきたんか？」と廊下の羽を見つけた帰宅の息子氏。
「ううん、クッションの綿詰めてたから」。
おばぁちゃんのお布団を処分したとは口が裂けても言えん。
ワタシだって切り裂くのは辛かったけど、息子氏おばぁちゃんのものを処分するとご立腹は目に見えている。

小鳥の痕跡の後始末で夜が更けた。

お布団１枚３００円　大型ごみ処理料。
３００円を惜しんで、手続きをめんどくさがって、得た結論は、頓馬。
さすが、ばぁさん仕事だ。
今日、大儲けしたのに。４年前の白内障手術の保険給付金。
めんどくさがらないで、簡単に使える。

日曜日だし、静か日　と言うのは通用しなくなった。
一番の問題はこころが躍らない分。
静かに過ごすしかない。

人間ってうまくつじつまが合うようにできているのかなぁ。
予定より検診予約を急いだ不思議、
もし、もっと検診が遅れていたら、即　救急入院のところだった。
とりあえずの処置と新しい検査で、次の道が開けた。
目が開けられないほどの頭痛と左耳のキーンとした痛さが、交代でやってくる。
常時の喉の異物感とかゆみ。

今度ばかりは、無事ではいかないだろうな。

何にもする気が起こらないから、日刊もストップにするかとも思い、
いやいや、たとえ闘病の暮らしになっても、じっと見つめてゆけば、ある日それを面白がれる日が来るかとも思い。
若い人と違うところは、ココ。
年寄り暮らしにはまさしく付きまとう病いというヤツ。
今迄酷い経験がなかったことの方をありがたく思えよ　とこころ納めて。

富士山が好き。ずっと好きだった。
どこが好きと言えば、どかんとした大きさ。きれいな山容よりもまず。
富士山が世界遺産に登録された。
世界遺産の値打ちのほどは不明だし、めでたさもワカランけど、なるほどねと思ったのは、三保の松原が富士山を引き立てていること。あるいは逆も。
お山だけだったら、子どもの描くチューリップや幼児の粘土細工のシンプルな形だけで終わってしまう。
ひとつは３０年前、富士登山の計画を立てて、その年、崩落事故で成さぬままになっている憧れからもある。

健診でケッチン食らったおかげで、急にやっぱり病人だと思ってしまった。
いつものように家事をして、いつものように好きなことをして一日。
佇んでしまうことが多い。
楽しみの酒がとにかくすっと眠りに導いてよの酒になって。

昨日の検査結果と、月末月初めの検査でカタがつく。
どっちゃ転んだって、自分の身体。
ほらね、保険をさわるのがイヤだってふと思ったこと、あれが引き金になったと根拠もないことで、悶着している。
一生分のパジャマを縫い貯めていることですら、楽しみ仕事が「予感があったのかなぁ」と思ってしまう。

身体も不調なら、こころも崩れ始め。

いつでも１００点満点でないことは百も承知。
ましてや、栄養よりも好きなもの優先の食生活。 どうも身体によろしくないものの方を好む。
興に乗ったら、睡眠をとらなくても済む方法はないかと不規則生活で、
加齢を忘れて突っ走る。

ツケは自分持ちも百も承知。
やっぱりツケが台頭してきましたか。

今日、半年ごとのエコー検査。
芳しくない分次の検査が押し寄せて。
めんどくせい　めんどくせい。

こころ沈む日は、雨でよかった。
それにしても、寒い。気温がよ。気持ちがよ。

「玲」　この字が流行っているのかな。新聞の地方版「おめでた欄」の赤ちゃんの名前。
「玲音ちゃん」「澄玲ちゃん」「玲奈ちゃん」が並んでいる。
ふたつ目は「スミレちゃん」と読むのかしら。かわいいこと。
ところがワタシの右脳の助っ人　広辞苑にはあんまりこの字は出てこない。
かろうじて「玲玲」で玉や金属が触れ合って美しい音を立てる様　とある。

もうええかげん、老人ホームを終の棲家に決めた友人のあいさつ状にお返事書かねばと本日机仕事。
先に母の介護補助の申請書を書いて、はたと止まってしまった思考。
ぐずぐずと新聞で遊んで。
老人ホームと言えども、お高い有料の新居なんだから、おめでとう　でいいのかと悩みだしたら、もうアウト。

包丁持てばメニューが浮かぶ。布きれ眺めていれば、作品の形が浮かぶ。
パソコン打てば、変換の過程で新しい言葉が湧きだす。
困ったことに、ペンを持っても言葉が躍り出ない。
こんな言葉があったなぁと思っても、漢字が書けない。
長年　大概のことをパソコンで済ませていた確実な弊害。

お手紙書くのは好きだった。
ラブレターの代筆を頼まれたことがあった。
あらかたの原稿を貰って、大幅に変えたおかげで、ヤツの恋は終わったらしいけど、わしゃ知らん。
別人と結婚して、落ち着いた奥さんやって、ご主人を送って気楽にやってるから、壊したワタシの責任はもう免れた。
免れたどころか、壊れたおかげで次の人生が拓いたんだから、感謝されてもいい。

アホなことは、するする書ける。
さてじゃ、老人ホームは「おめでとう」になるのか結論でぬまま。
雨の日が無為に終わる。

日の長い季節でも雨の日は早く暮れる。
２階の窓から黒い琵琶湖。
改札を出たお勤め帰りの人が、ぱっと黄色い傘を開いた。
続いておんなじ動作の人が続く。
風呂のすりガラスの向こうに、そこだけぼんやりと白く明るいくちなしの花。
歌謡曲の世界ですな。思わず口ずさんで、早や風呂早やじまい。

雨になってよかった。
朝一カットから帰ったら雨。うるおい休みとする。
月に一度のワタシのカット。
カット後の洗髪なし、ブロウなし、ヘアートリートメントなし、スプレィなし、開口一番「本日も超特急で、、」。
３０分が超特急の限界。
こんだけのことなのに、ワタシにしたら大仕事なお歳頃。

本を抱えて帰宅。この本、婦人雑誌のバックナンバー。
「きれいな写真　絵にかけるかなぁ、、」と前につぶやいていたら、美容師さんが残しておいてくださった。
お客商売なさっている方ってすごいなぁ。人の心を逃さない。

なんだか疲れましたな。今日は身体も心も遊ばせてあげましょう。毎日遊んでますけどね、アナタ。
遊びにも気合を入れるか。

入れた割には、成果なし。
結局、ごろごろ、ちまちま雨の日暮らし。
性根入れてやったこと。碁。パソコン対局。
ハンドルネームが馴染の方、お久しぶりです。棋力上がりましたかな。

「明るさ」は才能であり、生活術であり、財産であると思う。
この「明るさ」とは、その人の性格、お人柄を言う。

朝から参りました。また保険屋さんから電話。
体重が不足で、この条件が付いて、保険料が２０００円ＵＰになると。

もちろん、自分の近未来の保障に２０００円の追加が加入するしないの判断材料になるわけではない。
いくら自分が健康告知をしたところで保険会社は数値で判断されるのだから、それはお仕事に忠実でよろしい。

問題は、このバァサンのささやかな保険の見直しで、こんだけ事務連絡のやり取りがあること。
シアワセなマイペースの一日が、躓き、中断されて。

更に問題は、病気、死亡などの暗い未来を基盤にしていること。
旅行計画の打ち合わせととワケが違う。

まぁ、そりゃいい、ご親切にワタシの保険のベストプランを考えてくださってるのだから　と、年寄りらしく１００歩ゆずって。
切ないのは、ワタシの担当の新人さん、多分社員研修で学ばれたとおりの丁寧な語り口なんだけど、いかにも暗い。
イメージは地獄の底から這いあがってきたような声でぞっとする地味さ。
従って、言葉の弾んだ交換ができない。
「あなたの明るい未来のために」が本来の保険の趣旨のような気がするんだけど。
たとえ１円たりとも人の財布からお金を引っ張り出すのは、簡単なことではない。
相手を信頼して、もっと言えば好きになって、ツーカーになって初めて成立する。
「明るさ」は、最大の力になる。

新人さんはほほえましいし、この理解の遅いバァサン使って、立派な保険屋サンになってよとさえ思っていた。
基盤になる「明るさ」　「あなたの明るい未来のお手伝いさせてください」の香りがしないと。

ワタシ「明るさ」には自信ある。
大丈夫かと思われるほど、明るい。
お勤めのころの電話の応対だって、顔の見えないことをいいことに、明るい若い女性を心がけてきた。 これだけでも、充分楽しかった。
たとえ、鬱陶しい電話でも、自分を高い位置に持って行ける努力ができる面白さ。
相手に試されて自分を試す醍醐味。

新しい形の保険、保留。
とにかく、一つずつ片付けましょうよ。今の保険の給付の経験をさせてくださいな。
がっぽり給付が入ったら、やっぱり十分に保険かけましょうになるでしょう。
「臨時収入が楽しみです」と言ったら、「多分、出るでしょう」。
「多分」なんてあなた、保険のこと何にも知らないオバサンに仮定でモノ言いなさんな。

まだ続いた。
やがて、保険会社県本部のオジサンから、「新しい保険の内容理解してくださったでしょうか？」。

参りましたな、この会社、横の連絡どうなってんのよ。
ワタシねー、朝からずっと、たとえパジャマといえど大きなチェック。柄合わせと布が足りるかどうか、 苦心しながら楽しんでいたのに、
電話のたんびに振り出しに戻って。

外出のあとは、しこたま手芸材料も買って来たから、家籠り。すいすい針仕事の予定だった。

昨日　出たついでにあれもこれもと京都をほっつき歩いたバツ。
キャベツのピクルスに凝っていたバツ。
へんねしを起こしたのは糠みそ。たった１日で、うわずみに白いおり。
冷蔵庫にも移さず、かきまぜもせずの一日でこうなる。
ショックですな。これからいよいよ大活躍の季節に。
泣く泣く糠みそを捨てた。新しい糠で、味が熟れるまで１週間、とほほっ！　
メニュー欄の最後の画竜点睛の輝きは当分ダメ。

ピクルスは本来保存食のひとつなのに、キャベツのピクルス、今日になると味が落ちる。
キャベツの味がしなくなって、調味料の味だけ。
カレー屋さんって、大量のキャベツを毎日仕込まれるんかなぁ。
次ももう一度カレー屋さんだな。確かめてやる。

糠みそに出鼻くじかれると、まとまったものを作る気力までなくなって。
それでも毎日と違うこと　ズボンの裾上げ。
一日なんてすぐ終わる。

母は穏やかな顔をしていました。世の中の塵あくたを取り込まずにすむ、平和なお顔です。

ベットテーブルに並べられたうふふ人形。首に飾ったリボンがほどかれています。
ぶかっこうだなぁと思いながら、家にある太いリボンを結んでおいたのです。
病院に行くたんびに持ってゆくうふふちゃんが、母の遊び相手になっていました。
リボンを結びなおしたり帽子を変えてみたり。
こんなことが楽しかったんだ。ぶかっこうでも手に触りやすい太いリボンは正解だったようです。

小学校に入学したとき「教室に飾ったら」と母は人形を作ってくれました。
修学旅行のボストンバックも母の手作りでした。
針仕事の好きだった母は、昔の思い出の世界の中で遊んでいるのでしょう。

やがて、母はわたしに訓示をたれました。
「最初から走りすぎたらアカンよぅ。あとが続かんから」
「決して出過ぎたことしないように」
どうやら、嫁入り前のわたしが母の前に居るようです。
猪突猛進　お節介の世話焼き　しっかりワタシを見ぬいています。
ウブな娘になって、母の訓示を聞いて過ごしました。

話終わると、「早く帰って　忙しいんでしょ」とバイバイハンドでワタシを促します。
そして母の午睡の時間になりました。

デパ地下でキャベツを買って、お昼はカレー屋さんに決めました。
目的は好物　キャベツピクルスが食べたかったから。
夏のいいお漬物代わりになるし。
何度も試みながら、どうしてもキャベツのパリパリ感が出なかったので。
新発見は、キャベツを塩もみした形跡がなかったこと。
帰って試作。ザクザク切ったキャベツにそのまま調味料と鷹の爪を入れて、１分チン、即、冷やす。
コレで行けそう。
台所に立ったら、外出の疲れがとれました。

御馳走！雨。今を盛りのアジサイたちよかったね。雨上がりには、色も変わるだろ。

御馳走！失敗。
今日は一人の夕飯だから、冒険してみましょう。
和歌山のお土産の青梅２個、冷凍室に残しておいた。
ドレッシングに使ってみましょう。材料は酒蒸しのささみを裂いて、薄切りミニきゅうり。
半解凍くらいで擂って塩コショウ、酢、サラダオイルに混ぜ合わせてみた。
梅肉のドレッシングがあるんだから、梅の香はこの方が強いはずと期待したのに。
ざらついた食感のドレッシングになった。これならむしろ千切りにしたら、カリカリと、食感が楽しめただろうに。
あるいは、醤油漬けにした醤油を混ぜたらよかったんだわ。まだ早いか。

御馳走！北海道のタコ。
そろそろ出回る時期ですか。タコは好物だけど、外国のタコはどうも水っぽくて敬遠していたから、これからしばらく楽しみましょう。
１５�pほどのカット。しかしぶっとい脚です。全体はどれくらいの大きさなんだろ。わさび酢で。

阿波しじらの作務衣の残り布で袋。
袢纏着て、モンペ履いて、おそろいの袋提げて、いよいよオバサンスタイルですな。

８４歳の彼女の最後の選択は有料老人ホームだった。
ココしばらくてんと音沙汰がないので、また外国旅行にお出かけかなぁと思っていた矢先の転居のあいさつ状。

お子達がなく、７０歳でご主人をおくられた。
家のことはすべてご主人任せだったから、当時、電気代がどこから支払われているのかも知らない嬢ちゃん奥さんで
手続きから教えながら、この先、立ち上がれるかずっと心配していた。

旅行の日々を続けられて、外目には、意外に大丈夫と見えた。

「終の棲家に転居いたしました。これから先の日々を、大切の大切に歩んでゆきたいと思います。」
８０過ぎてから、自分の高齢ライフを懸案し、実行した彼女に拍手はしたいのだけれど、
当たり前の加齢、当たり前の命の期限を相手に、描ける希望と決断が、どんなにさびしい思いの中で遂行されてきたかと案じる。

一日のタイムテーブルさえ、暑い　しんどい　まぁいいかでなし崩しで終わってしまうワタシの一日。
やがて、疑問さえ沸かなくなって、考えようともしなくなって、このまま下り下ってゆくのか。

いくら、ワタシがよくやったと背中を叩きに行ったって、弾き飛ばされるような思いがする彼女のあいさつ状。
昔ながらのいかにも女性らしい優しい文字、怖いほどの凛々。

玄関開けたら、梅の香り。昨日の梅遊びの残り香。
とりあえず、ゴムひもだけ買いに走って。パジャマのゴム入れ。

暑い。家の中でも日焼けしそうな暑さ。今からコレですか。
アジサイまでもしおれて。
保険屋サンも生協のおにぃさんも汗みずくで来宅。
生協配達商品に冷麺４食入りの袋がドカーンと１３個。
はて？、注文に失敗したかと、コレは冷や汗。
コンピュータのミスと解かって、安心の大汗。

奥の部屋の掃出し口で脚をぶらぶらさせて作業。こんだけ暑いと蚊も出てこない。
まぁ３つきの耐暑暮らし。
覚悟なされぃ。滅却の材料がない。

歳とってからずいぶん汗をかくようになった。今日だって汗が目にしみる。
昔は汗が流れるという経験をしたことない。
いっつも涼しい顔だと言われていた。
汗をかいてない顔という意味で言われたんだろうけど
なんか、こころの冷たさを指摘されているようでイヤだった。「涼しい顔」とは多分心模様を表現する意味の方が大きいと思うから。
汗の量も出方も加齢による肉体の変化なのかなぁ。
クーラー使用も今日から。
別にそのために備えたものだから使えばいいんだけど、どこかで申し訳ない気もして。
誰に申し訳ない具体的な宛てがあるわけではないけど、
昔人間は、季節に逆らうのが、悪いような気もするのだ。

どうしましょう。美味すぎる青梅の甘露煮。
和歌山のお土産、梅と遊ぶ　遊んでもらうが正しい。
キッチンに梅の香が広がる。

半分は醤油漬け。乾かした梅にだばだば醤油を入れて。１個は薄口醤油　１個は頂いたお刺身醤油が手つかずだったのでそれを使う。
梅の香りの醤油が楽しみ。かけ醤油に、お魚の煮物に。
梅はカリカリ梅にして、混ぜご飯に。

秀逸は甘露煮。仕上がりは、ゼリーなどにコロンと入っている梅の実の感じ。
京都嵐山で瓶詰を買ったことがあるし、天ぷらの脇にこの梅の天ぷらも添えられていた記憶がある。
５０℃以内で何度も水を替えゆで上げる。
あとは砂糖とレモン汁。灰汁をすくいながら、静かに煮る。
そういえば、昔おせちに作った金柑の甘露煮と同じやり方だけど、アレは３日くらいかかった。
金柑は苦みが多かったのと、皮が硬かった。ゆでて、一晩寝かしての繰り返しで。
梅は煮崩れしやすい。赤ちゃんを扱うように。

うめーぃ！
まだ、梅の酸味と砂糖の甘みがつんつんしてこなれていないけど。こんなもん、熟れるまで待てますかいな。
熟れる頃まであるわけがない。
冷やして梅酒をたらしたら、たちまち熟れて、うめーぃ！　
どうしても食べたかった根性の工夫。

電車で２駅乗って、１０分歩けば市民病院。保険給付の欲で、診断書を貰いに行く気になった。
梅を陰干ししている間に、歩きましょう。４０分なら。曇り空だし。
帰りはコープで買い物、荷物付き。疲れましたわ。梅が待ってる。
午後、Ｔさん来宅。
お互いの断捨離計画の遂行状況を報告し合って。

朝から雨です。京都行きはあきらめました。
母の面会もマチュピチュ展も、御馳走食べる胃袋の算段もご和算
結局、家で静かに、ワタシの休日終了。コレはこれでいいのです。
おかげで、パジャマ縫いがはかどりました。
もう一枚阿波しじらの作務衣。
悔しいけど、ワタシには少し派手、ちょっとだけ若い友人にプレゼントにします。

まだ保険の話が続いてます。
せっかく終身保険から医療保険に作り直し中、体重の軽さに引っかかりました。
対面診断係の人の面談を受けなければならないそうです。
ごまかせばいいものを、たまたま体重計に乗ったばっかりに。
夏の暑さに入る前がいちばん、体重の減る時期で、４０�s出てくれませんでした。
いたって健康だし、体重の割にはふっくらしていると自信があるのに。人様に憐れみを買うような、そんな貧相なのかと情けなくなります。
なかなかひとつのことを成立させるのは大変ですな。
大体、保険を触ること自体、気持ちの悪いものです。
病気の引き金になるような気もちらっとして。

白内障手術の保険給付金、ピッとした程度なら放棄する予定でいました。
市民病院に行って、診断書書いてもらってのエネルギーの方がもったいないので、保険屋サンに大体の計算を頼みました。
ピッとどころではない金額で、申請する値打ちはありますが、
保険金給付って、申告制だとしたら、権利があるのに給付されてない人が居るんじゃないかと、その方が気になります。
保険屋サンの繁栄のために、せっせと掛けている人が大勢いるはずと、「あぁそうなん？」でたまたま知った自分と照らし合わせています。
特にお年寄りの一人住まいでは、無駄金払っただけで終わっているかもしれません。
勧誘はいたく熱心だけど、あとのフォロゥは自分持ちですか。
そこが引っかかります。
携帯電話の取説同様、分厚い契約説明書読んで理解してなんて無理です。

名前も聞いたことのない温泉旅行から、夕方帰宅の息子氏。
熊野本宮神社のお守りと、さんまの干物、いかのみりん干し、梅酒に見事な青梅。
全部ありがたがって、お守りは携帯に付けました。
梅酒はぺろぺろご機嫌で、青梅５００ｇは明日、醤油漬けにするべく広口ビン、甘露煮にするべくレシピ検索。
この梅の醤油漬け、知人のブログに先日記されていて、美味しいかもと思っていたところ。
ビロードのような皮を磨く楽しい仕事で、極楽日終わり。

お昼、稲庭風ざるうどん、２人前。
えびとおおばの天ぷらと大根おろしを添えて、朝が早かったからしっかりの昼ごはん、自分のための豪華版。
ただし、生麺の消費期限６月７日。今んとこ、異常はないから、どうってことなかったんだろ。
夜は白菜と油揚げの煮びたし。
白菜の繊維に醤油の筋が這うくらいのさっと煮。筋っぽい夏の白菜はまたいい。

掃除してお茶、テーブルセンターを掛け替えてお茶、モチーフ編んでお茶。
息子氏は旅行に行った。鼻声ながら鼻歌が出るマイペースの一日。
糸とゴムひもが不足だけど、お出かけするのはもったいない。

いつも優雅で気楽だけど、今日はとびっきりの優雅日。
どこが？　自分の為の時間が流れる。
「時は金なり」とはまた、こういう時間割のない場合もまさしく金。時の記念日。

やっと、雨かな？　朝から薄曇り。
今、油粕を撒いておけば、慈雨になるだろ。
仏花に夏菊。
切ってから気が付いた。せめて肥料の効いた土で、美味しいなぁと経験させてからにすればよかったのに。

息子氏の鼻声。
ワタシも身体がしょんとしなかったのは夏風邪でしたか。暑い寒いの繰り返しで、身体がついて行かなかったのね。
引き続き自重日。早くこの気怠さから脱出したいのだけれど。
それにもまして、息子氏、早く回復してほしい。
「めんどくせぃ」を連発しているから、その方が気になる。
めんどくさがっているのは、彼の職場の旅行。
ま、職場の旅行なんてものは、めんどくせぃものなんだけど、頼む、調達したビールやおつまみ持って出かけて頂戴。
ワタシの予定が狂う。
１泊２日　解放された時間を楽しみたいから。
お口に合いそうなものを作り、お皿の進み具合でお気に召したかと判断し、それから免れるだけでもうれしい。
親はいつまで子供にこんな気を使わんとアカンにゃ。

くしゃみの連発に「大丈夫かぁ？」と息子氏お気遣い。
アブナ！
前に歯石をとりに行っただけで、「母が検査で」と会社をさぼる理由になっていたぞ。

とほほっ。不調。
機嫌よく資源回収に出て、布ぼろを見ながら話していたら、うふふちゃんをさしあげたくなって。
朝、いいスタートを切ったんだけどなぁ。
昨日から、寒くてたまらなかった。あながち気温や夏着のせいでもなかったのかも。
おとなしく一日、途中地震。

いつもより自重しているのは、ちょっといいことが週明けに待ってる。
もう、げっぷが出るほどやりたいことがあふれているから。

いつもより、たくさん資源を出した。
整理月間だったからね。
押入れの下段に母のいろいろ。
ホントは母のお布団も出したかったんだけど。
母が京都に行ってから一年になる。
帰ってくる望みもないのに、捨てきれない。

毎日の介護の暮らし、「充分にやったんだから」と慰めてくださる方もいるが、うーん、、。
人様に言われるほどしんどかったかなぁ。
今思うと、そんなでもなかった。
少なくとも、「今日は寝の日にしよう」なんてことはなかったもん。
気持ちの張りや責任をきちんと感じていたのが、自分の体調管理をうまくできたわけ。
なんでも感謝よ　なんて良い方に採る余裕なし。
今日は今日でいいのよと開き直り。

今日からあっぱっぱ暮らし、夏衣裳。ちと、寒い。梅雨ですけどねー。

かって、県内の山中不便地の村にに、空港を作る話があった。
かなりの時間と調査のかなりの県費が費やされた。
賛否両論で村は二分された。
あの話、今どうなったんだろ。大山鳴動にして、ネズミすら。
残った不愉快と、莫大な経費の無駄遣い。

突然、ぶっそうな話が飛び出す。
市街地の空にオスプレイの飛行訓練。
一大事勃発で反対する地元市長。当然！　
市民を安心させるのが行政の仕事だから。
こともあろうに、「名前が挙がっただけで、反対するのは、、、。正式に決まって調査をした結果での話　」と言いだしっぺのけん制。
慰安婦問題で物議をかもした反省もない。

ニュースを聞きながら、当県の空港新設騒動の不幸を思い出した。
あの調査費で、どんだけ県民のシアワセが賄えたか。
変な野望で、候補空港に上がった市民を脅かすな。
かなわんなぁ。知事もとある市長も、住民の従順なしもべであれ。
そこんとこ、いつ間違えたんだ。最初からそのスタンスなんてなかったんだろけど。

また、今日も保険屋さん。
行きがあれば当然帰りもあるんだから、一連の書類が整うまでは、まぁ仕方がない。
イヤなイメージがかなり払拭されていたから、そんなに緊張もなく　だけど。

だんだん契約内容が明白になってきた。
つまり、古い今までの保険、終身保険。死亡時にがっぽり入るのから、医療中心の保険内容に替えられたらしい。
自分のことに、「らしい」ではアカンとは思うけど。
つまり、家族に土産を残すか、充分な治療を受けるかの話。
先進医療も受けられます。入院費も出ます。いかにも、病気保証は万全だと。
本人は先進医療を受けたり入院で治療をする意思はない。
今だから、好きなことして毎日過ごしているけど、長い入院生活後、病気は治ったとしても、 好きな生活に復帰は不可能だと考えている。
しかし、家族にどっちがいい？と聞いたって、そりゃ無理と言うもの。
ましてや、救急車で意識朦朧として運ばれた日にゃ、医者のなすまま、家族は医者のお勧めに乗るまま。

自分の終焉のあり方、なかなか、思っていたより、思いどうりにイキマセンな。
まぁ、使うとすれば、骨折くらいかな。折れた骨ならまだくっつくじゃろ。

「保険を使わずに済むことがいちばんです」と。保険屋さん、上手いなぁ。
ま、自分の昔掛けた保険を食いなおしているわけだから、どぅってことないけど、
それにしても、高くつきます。

本音は、どうでもいいから早くこの話から解放されたい。

生協で麦茶を買ったのに、あいにく大きなやかんがない。３リットルのやかんを買う。
ついでに１.５リットルも。ストーブに乗せていたおかげで、煤けた汚れが気になっていた。
１.５リットルの方が高い。やっぱおんなじように光っているけど、重量感が違う。値段の高さの値打ち。

何にもない日の楽しみは、時間の区切りが無いこと。
箒もったままＴＶの前で、新聞広げて広告に見入り、草むしりがいつの間にか、おおば摘みに変わって。
何にもない日は、だから、恥ずかしげもなく玄関に廃品回収の段ボールや新聞積み上げて、土曜の朝に備える。

保険屋さんから電話。
白内障手術の保険がおりるんだって。
そんなーぁ。５年も前の話だよ。

たまたま、昨日保険屋さんの訪問を受けたから、権利発生を知ったわけで、保険かけながら、何にも知らないとそのまま行使しないで終わるとこだった。
転がり込んだお小遣い。
宝くじ買おうかとＴＶの音でふと思い、
せっかくの何にもない日、混雑の中、出かけるのも惜しい。

何にもない日の午後は、久しぶりにミシン。
間が空くと、どこまでやったかなぁと振出しに戻って見直しながら、
いいの　何にもないから、好きなだけ針仕事で過ごせる。

朝からと言うか昨日からイヤでイヤで。
何かの事情で来宅がダメになったと連絡が来ないかなぁ。
昔からそうだった。用事で出かけるときでも気が進まないと、電車が止まらないかなぁとか、嵐が来ないかなぁ　とさえ思うことがあった。
「明日伺います」の保険屋さんの電話。１１時にお見えになるという。
「古い一時払いの保険を見直して、いいプランができましたから」。

職業で差別するわけではないが、保険屋さんと聞くとぞっとする。
お勤めのころ、職務時間中に職場に入ってきて飴玉を配り、なれなれしくおしゃべりされる不快感がずっと尾を引いて。
更に自分の命や病気のことになると、べったりとプライベートに入り込まれそうな気がして。
それに今さら保険を触る気もない。

それでも手落ちがないかいつもより丁寧に掃除をし、麦茶がいいか熱いお茶がいいか、ガラスと九谷を両方用意して構えてしまう。
そのくせ、気楽そうな顔でいたい。

地域の支部長と名乗られる方がワタシの担当者を連れてお見えになった。
担当者はまだ新米サンらしく、一言一句に支部長の目配りがある。
まぁ、何なりとやってください　とはなから保険内容については降りることにする。
必要な時は、自分が処理できるわけがないんだから、ワタシの仕事はエンディングノートを追記するだけ。

話しているうちに支部長さんの会話が実に的を得て、行き届いた補足と、合いの手で軽やかな気分に替える言葉のうまさに気が付いた。
「上手いなぁ」　もはや、保険のことよりその会話術。
間の取り方、機敏に空気を読んですかさず相手に安心を与える相づち。新米さんを見守る温かい目。
鼻につくいやらしいお世辞を感じさせない。。
４０そこそこの働く女性の矜持を見たような気がした。
きっちり働く女性を見るのは、久しぶり。清々しい。
柔らかなお顔の陰では、保険のことも人との接し方もかなり勉強されているんだろうけど。

思わず「お上手ですね」。

ワタシ、勝手に鬱陶しいと思っていたことが申しわけなくなった。
話が弾んで、新米さんもこの人に付いて、早くいい保険屋さんになってよとさえ思ってしまった。
支部長さん「もう１０年早く、お出会いしたかった」とお帰りになった。
９９％お世辞は解かっているけど、不愉快ではなかったのだろう。

人と出会うのはしんどい時がある。そんな時の方が多い。
勝手な印象だけで、鬱陶しいと決めてしまっている。
わたしゃ、バカだよ、意固地だよ。
ええ歳して、なんと許容量の少なかったことよ。

保険の内容は、医療中心のものに変わったらしいけど、証書ができたら、新米さんに心開いて教えてもらうことにしよう。
新米さん、この鬱陶しいオバサン相手に、大きく成長してよ。

イヤが清々しさに変わって。久しぶりにきっちり働く女性の清々しさに触れた、いい日。

朝一の図書館。本日は校外学習の児童たちと一緒。付き合ってみましょう。
児童書のコーナーに居たら、一団がやってきた。３年生くらいかな。
「オバサン、ココは子供の本のとこやでー。」物知り顔の忠告。
「だって、絵本は楽しいでしょ」。

みんなが整列して図書館学習の開始。
延々と教師の注意が続く。
「静かにする。パソコンは使わない。借りるのは一人１冊。トイレは友達と行く。〇×▽▲、、、」すべて「一般の人に迷惑がかかるから」と起因する。
とほほ、一般の人ねー。
先日、芸能人が結婚のニュースで「一般人と結婚」と言っていた。それしか言いようがないんだろうけど、どこか馴染まない。

図書館は、本を前にして、自由に心が広がる場所である。
子どもも大人も区分けされない数少ない場所だ。子どもだけに規制することはない。
この快感を味わったら、ひとりでに静かになる、ひとりでに迷惑かけるのは悪いと思うだろうし。
ましてやせっかくの図書館、１冊きりしか借れないのは。
お気に入りの本を見つけたら、すぐ隣の本だって気になる。
もちろん、校外学習の秩序のためだろうけど。
思いっきり借りたい本を借りて、リュックが重くなってへこたれても、それも子供の経験になる。

次は図書館職員による、図書館の説明。まぁ、自分の職場だから必死になって当然だけど、硬くて長い。
早う、本の前に子供たちを解放したらと、一般人のわたしでさえイライラ。

子供たちにとって「図書館って、楽しいところ」という肝心の学習ができただろうか。
本の前で自由を味わったら、１００の注意より、自然に身に着くものがあるはず。
すてきな本を見つける術も生まれる。

実は在職中、ワタシも子供たちの見学の案内をしていた。
多分月給分、がんばってあれもこれもとやっていたんだろうなぁ。
今なら多分、「さぁ、本の前でご自由に」で終わるだろ。
ワタシにとって図書館はそういうところ。
安らぎと創造が交錯して、こころ膨れるところ。

しかし、子どもたち学校生活も大変ですなー。言わずもがなの規制があふれて、自由、だんだん少なくなってるのかもしれない。
自由と規制、一見相反するように見えても、自由が義務や自覚を生み、ゆるぎない自己の財産を生み出す。
図書館を楽しんで、そんな経験ができればいいな。

うちの芍薬、今年は不出来。小貧な花でとりあえずお茶を濁された感じ。
けっこう早くから葉っぱを茂らせて「咲くわよ　咲くわよ」と見せかけておいて。
花のあとも葉っぱは健在。
カラー、芍薬の葉っぱの下で、つんつん芽を出している。
毎日心配で見ていたのに。きっと昨夜のうちに大急ぎで伸びてくれたんだろう。
剪定した木の始末。梅は難儀だけど完成。
茹で汁をせっせとかけていた雑草、
じゃがいも、たけのこ、ホウレンソウ、アスパラの茹で汁が効を奏した。雑草が消えてる。根気よくの勝利ですな。
料理は真剣勝負だから、調理の間に茹で汁を庭まで撒きにゆくのは、努力の問題。
片や除草剤の方は、草が茶色になったまま。もはやその間に草。わざわざ、除草剤買うことなかったんだ。

週明け、外交も完了。
定期健診の予約をとって、カード会社に退会の手続きをして。
入会を勧められた時は、拝み倒されたようで、根負けして入ったような気がするけど、退会の時の不親切さ。
退会しにくいようにできているみたい。
要するに通告のあと、カードにハサミを入れればいいわけだけど、コレでカード会社の帳面が消えたのか頼りない。

保険会社のオバサンが、年に一度の保険の見直しに来ると電話。
古い保険だから、もっと有利な保障に替えましょう　って。
見直す気持ちはないし、今、保険を触るのも気分が悪い。こういうめんどくさい仕事を増やしてくれるな。
何でも、入院５日目から保険が下りるんだそうだが、それを１日目から下りるようにしましょうと提案されて。
一日でも入院はイヤ。
小さな社会との関わりは、その時は軽い気持ちや期待があっても、今となっては面倒なことよ。

来ましたな　来ました　暑さ。午後から暑い。
はじめての蚊取りマットを使って、さぁ、アトリエに籠りましょう。
少し、派手目のしじら。さわさわとミシンが走る。

日曜日。せめて、ゆったり顔でいましょう。
気持ちは焦っているのです。早くパジャマを仕上げないと次の楽しみにかかれません。
母とワタシの一生分のパジャマを作るのだって、それはそれで安心を伴って楽しみなのですが、単にガッガガッガ ミシンをかけるだけで。
コレの最大のねらいは、パジャマ用の生地、段ボール２箱分がゼロになることで、それがいちばんの楽しみなのです。
けったいな目的です。

　いったいコレは何ですか。どこかの会社からお誕生月のプレゼント。
ひところ流行ったタジン鍋の電子レンジ用で、プラ製品です。
うちの地味な台所に鮮やかです。
添付されていたレシピカードには、野菜を蒸すほか、リゾットもラーメンもチンでできるお手軽鍋。
焼き飯は、ご飯に卵と胡麻油を混ぜて、、。コレはいただけません。パラパラの焼き飯になってくれそうになくて。
ワタシが地獄蒸しと言っている野菜蒸しは、蓋をしたフライパンにお箸を噛ませて空気抜きを作り、１分ほど火炙り、あとは余熱で甘みのある野菜蒸しができます。
このプラ鍋では７分。電子レンジの７分は長すぎてイライラします。
それに、昔、ジャガイモで実験したことがあります。ジャガイモフライはどうしたら美味しいか。
生のまま揚げては衣が焦げてしまいます。ちょっと柔らかくするのに、チンかゆでるか。
軍配はゆでるでした。ほくほく感が全く違って、チンしたのは、歯もさくっと噛めません。
以来、総じて便利だけれど、チンは敬遠。
なおかつ、趣味の金たわしでごしごしやる鍋磨きはプラ製品はご法度。しかし、多分、水垢でうす汚くなるのは早いでしょう。
頂いておきながら、ようこんだけ、文句たらだら言いますねー。
ここだけの話。箱に納めて吊戸棚の奥に。

庭木剪定、第２弾。なんだか息子氏、のってるみたい。
今日は切り払った枝の下働きをワタシは降ります。相手が梅だから。
トゲと虫を敬遠して、３０粒ほどの梅の実だけ拾う。
赤く熟したのや、まだ小さな硬い青い梅。
いっちょまえビロードの皮をまとって、かわいいけどつかいものにはならん。
まぁ、枝を枯らして、虫が退散するのを待ってから、ごみ袋詰めにかかりましょう。

パソコンのＤＩＹ場面みながら、ワタシはせっせと壁磨き　床磨き。
プラスチックの消しゴムが、けっこうな威力。
リビングのセンターラグを畳に替えて、夏準備。