ほらね。
「自転車で転んで、擦り傷を作りました。」とメール。
「海老蔵に殴られたと、世間には言ってあるの。」と照れ隠しして、「お互いスローな暮らしに入りましょうよ。」と訓示がたれてあった。
ほらね。
誰でも、思いがけない時に危険と遭遇しているわけで。
しかし、誰もが炬燵の布団はアブナイと思われているらしい。
わたしもそう思っていたさ。母に危険だから、だから、薄いお布団わざわざ作ったのに。自分がそれに躓いてりゃ世話ない。

相変わらず、みぞおちも太ももも痛い。足を引きずり引きずり。
どこかが故障すると、ほかの機能までとろくなる。
やることなすこと、まぁイライラなるほど、段取りが悪い。
こんな日は、あれこれするより、おとなしくしていることです。
それでも、２００ｍほど離れた美容院に朝一カット。正月準備ひとつ済み。

瞬く間に１１月が終わる。
というか、１２月急襲って感じ。
トホホッの思いで、要するに早く怪我を治すことです。
やりたいことの方が多いんだから。

Ｌｅｓｓｏｎ（１８９）　不調でもお約束。
立ったり座ったりの仮縫いの待ち針打ちは、悲鳴の方が先に出つつも、いい型紙がとれた方がうれしくて。
型紙は寸法だけでできるものではないとつくづく感じる。
体型も姿勢も雰囲気もそしてその人の心意気や好みもぜーんぶ含めて、その人の型紙ができる。
忘年会に着たいからと、まぁしっぽり夕方までお稽古。
ちょっと、ふさいだ気分を変えてもらった。
生徒さんの気力が伝わらなかったら、きっと簡単にお休むところだった。

こけましてん。

どうしてもパッチリ乾かない洗濯物にアイロンかけて。
手が２本しかないのに、畳んだ３人分を捧げ持ってそれぞれのところに収める途中に、
炬燵布団につまずきました。
洗濯物を離しゃいいのに、せっかくのホテル仕様。
ま、「バストが邪魔で足元が見えなくて階段から転げ落ちた」という友人スタイルで。

みぞおちを炬燵の角で、左の太ももはどこで打ったのかこっぴどくやられました。
「うーん」と唸りながら、こういう時には携帯をととにかく握って治まるのを待ちました。

ちょっと弾んでました。
母がディケアに出かけた日は、家事がかなりのスピードではかどります。
それが済んだら出かける予定でした。
石山寺、落ち葉踏み踏み詩人になるひとときを描いていました。
今日は紫式部の銅像のある奥まで行くつもりで。
しかし、あの銅像の式部はぶっさいくとも鼻歌まじりで陽気でした。

バチは確実に当たります。何かにつけて当たって当然だ思っています。
日本の女性文化人の先駆けを不美人呼ばわりしたバツです。

ほどなく、普通の息遣いになりましたが。
みぞおちは痛いです。
太ももは曲げると引っ張れて痛いです。お座りができなくて、みー子さん落ち着き場所を探しています。

密度の低い骨だから、折れてもモンクは言えないところで、多分打ち身くらいなら日にち薬と考えていますが。
こういう場合、冷やせばいいのかお風呂で温めればいいのか、温める方を取りました。

お笑いくださいますな。
リアルな日刊で行きたいから、世間に知らしめる破目になるので、静かにおとなしくしていれば、お披露目することもありますまいに。

絶対、やってる人あるはず言わないだけの話だわと悔しさを紛らわせております。
今、わたしが言うのも変ですが、皆さんご注意遊ばせ。家の中での事故はけっこうあるらしいです。

息子が帰宅して言いました。「もう、今年の紅葉はアカンわなぁ。」
ご近所の皆さんはいったんはお笑いになりますが、↓あんなに親切なのにさ。

４時間で完結するＴＶドラマをちょこ２０時間かけて文庫を読む。「球形の荒野」。
まぁ、自分で選択したんだけれど、寝不足で頭は痛いし、身体はしょんとしないし。

使うものは、いずれも自分の目。
ただ、映像は瞬時に音や背景が飛び込んできて、何行かの情景描写を読む部分が、あるいは時間が省略される。
その分読書は、脳みその中で音や背景、匂いや感情などを自分流に描いていて、
主役の田村正弘さんが、好きな大杉漣さんにだって替わっていたりして。

ＴＶを捨てて本に変えてよかったと思うかどうかは自分でも結論出ず。
ただ、熱中した時間が持てたのが、久しぶりの快感。
ヒマだから出来たことで、けっこうなことです。

長年、ダイエットに関心のないものにとってＹさんの３ヶ月、つまり夏以降のウエスト４ｃｍ減は、かなりの弾みになったらしい。
努力の結果であることは、そばで見ていても清々しい。
７０過ぎて、食べ物がおいしくなる秋に向かってのおやつ制限だから、アッパレ。

ウールのスカート２枚。
はやる気持ちがありありで、だから１枚目はいわばお稽古じゃなくて、ワタシ縫う人、アナタアイロンかける人の分業になってしまって、狙いだった２種類のファスナーの違いの習得もしてもらえなかった。
正しくないセンセやりながら、とにかく完成の喜びも大事かと折れた。

シンプル＝快適

図書館　お散歩　刺繍　読書　沈没。
今日、何していたかなぁ。要するに、好きなことだけの一日で。

図書館も混雑していたのに親切だった。重い本の手提げが肩に食い込んで、こりゃいいあんま器だわ。
お宮さんの森は、落ち葉を掃く人に交じって。年寄りばっかりで気恥ずかしさもなく。うちは二人で１６６歳よ。
刺繍はお稽古の宿題がすすんで、胸張って行ける。
清張　昨日からのＴＶ「球形の荒野」、本で読み返してそのままお休み。

こんな日を、しあわせと言う。

新聞屋さんが持ってきた来年の暦。せわしいことです。
常々、おすがりいたしているわけでもないのに、あると、ちょいと気になる存在。

母はこればっかりで生きてきた人だから、そしてこの暦の運勢で自分にも人にも訓戒をたれてきた人だから。
病気はおろか、種を蒔く日、お出かけを決めるのも全部この小冊子にお伺いを立てていた。

イヤだなぁと思っていたけど、うつってしまったのは、ま、親子か。
「一粒万倍日」の裁断。仕立てをしていた母はコレで裁断日を決め、一枚の洋服が福を呼びもっと増えるようにと願いを込めたとおり にわたしも裁断日をその日に決めている。

で、気になる来年の運勢、一族郎党分、こっそりのぞいて。
こういうなのは気持に納めておくだけでお口に出してはいけません。また母とそっくりになります。

ところで、肝心の母の運勢を見てみましょう。躍動運を期待するわけでもないけど。
「福徳運」ときました。で、新しい可能性には視野をひろげ、、と概要。
アリガタイコトです。半分分けてもらいましょう。

あれれっと思ったのは、この暦、明治生まれの人の運勢はもはや記載されてないわけで。
なんか「どうぞご勝手に」とあしらわれているようで、差別とちゃうか。

新年は誰でも、どんな運命が待っていようともとりあえず希望に燃えましょうよ。
一年の長期の展望は、そりゃ、自信がない。
あくまで、とりあえずと言わなければならないところが、老いの寂しさか。

心身ともに自信がついたから、やっと遠くの生徒さんのＬｅｓｓｏｎ。
遠くからおいでの分、がんばらないとといつも思う。
おかぁ様の形見の紬でチュニック、残りでお揃いのバッグ。バックは紬のイメージで温めていた形。
「暮れまでに、どれとどれができるかなぁ、作りたいものがいっぱいで。」
「みんなやればいいじゃん、あらかたすれば、あとは出来る人だから。」

暮れまで大車輪。
Ｉさん「ワクワクします。」でお帰りになった。
はい、センセはだんどり考えてドキドキします。

予定がない日だから予定を入れる。

あいにく図書館は蔵書点検で今日まで休館。
図書館に行って、菱屋町の魚屋さん寄って、三井寺の紅葉を見て、昔馴染みのコーヒー屋さんに寄って。
ちょっとあの界隈を歩きたかったのに。

カットの予約。母がディケアの日で朝一が絶対条件。結局週２日の中からだから、かなり向こうになった。

京都　新しくできたユザワヤに行きたい。同行の士あり。
これも絶対条件付き。
「危険な場所に突入するんだから、財布にたくさんお金を入れないこと。きちんと腹ごしらえをしてゆくこと。」
ユザワヤは戦場にあらずだけど、趣味の者にとっては、まさしく危険地帯。あれもこれも　この際だからやっぱり買わねば」と興奮する場所。
そのための腹ごしらえは、「いっぺん美味しいもの食べよう。」ちゅうわけで決定。

予定が決まると安心して。
ひとりのお昼はおにぎり作って、落ち葉のお絵かき。
相変わらず、肩の凝ることばっかりで。

あらっ　
玄関を開ければ早朝のお客様。
ご夫婦連れ。旦那はしっかりしたグリーンのコートで、奥方はひらひらの赤いドレス。
首をかしげて、お互いのごあいさつ前の服装点検をしているように見える。三歩下がったような奥さんの可憐さ。

落ち葉が２枚、三和土に落ちていた。金木犀の硬い葉っぱと紅葉の葉っぱ。
掃くのがもったいなくて、今日も秋晴れ。

母のお客様　二人。ケアマネさんとお医者さん。
１２月の介護計画を立てる。年末年始のお風呂が問題で、いちばん早い期間を取っても、１週間の入浴ができない。
清拭と足湯で行けるだろうということになった。

しんどくなったら、ショウトスティを組んでもと提案してくださったが、
実はこのところ、以前より、介護がラクな感じがしている。
「ボケ具合がちょうどいい」。ボケという言葉は使ってはいけないらしいけど、 具合とは、だんだんかわいらしい感じのおばぁちゃんになって来ている。

いわゆる、認知症になる前は、老いて行く不安が大きいのか、ついつい、不機嫌になったり、頑固に意地を張ったりしていたのだが、それが、ふっと消えた感じで、無理を言わなくなった。
コレ以上ボケてもらっても困るのだが、強情でもなく、時々笑わせてもらう突拍子もない言動。
さっきも、パジャマの上に食べこぼし防止のエプロンをつけて「そうや、明日の朝のお米研いでおかないと」とお出ましになった。
このセン崩さないように、行こうね。

お医者さん定期往診。この先生のいいところは、余分なことをしない方針。
おできも切除せず、崩れるまで待とう、補聴器もしんどがったら、はめずに行こうの方針。
「これから、お相撲見る時間なんです。」と言ったら、おばぁちゃん「ひいきのお相撲さんがいなくなったから、おもしろうない。」と先生に答えていた。 エライ立派な会話。
相変わらず鼻ぐすぐすの介護人より、「おばぁちゃんの方が元気やでー。」とお帰りになった。

ケアマネさん、お医者さん、どちらもどなたかわからずじまいの様子。

恐れ入りました。はじめての一番難しいステッチのバラの刺繍。センセ脱帽。
わたしが最初やったときは、こんなにきれいに行かなくて、お稽古止めようかと思ったんだもの。
あなたの思う通りにとまかせたのがよかった。
「楽しかった」の言葉が何よりの証拠。
糸によるグラディション、よほど楽しまないとこうは行きません。

で、この刺繍を生かしたバッグつくり。
ひとつの成功は、次の成功を生む。軽やかに手さばき。
センセの方が欲が出て、次は大作をと。

今日初めて、通しで「トイレの神様」を聞いた。
今までお外に出にくかった話題が、フットライトを浴びて、オーケストラで、ステージドレスで歌われる。
ヒットする理由もわかる。誰もが持っている家族の追憶。
何でヒットするのかという不思議もある。誰もが持っている普通すぎる記憶。

この歌のトイレは女神様、うちでは女神様と特定されていなかった。ただ、節分の日だけは、神様が「かいなで」という鬼になると聞いた。
「お掃除したら美人になる」話はむしろ「妊娠中にはせっせとトイレの掃除をすると、玉のような赤ちゃんが生まれる」と聞いた。いずれもうちでも祖母発。

トイレは好きな場所で、言われなくてもずっと朝一番の仕事にしてきた。
トイレの掃除、お風呂の掃除と順番を決めていた。
理由は、トイレの掃除後の手洗いが、お風呂の掃除でさらにしっかりできて安心合理的と理由づけていた共働きの頃。
今もトップの座は変わらず。ここから始めて朝が明ける。この順番を動かすと、どうもほかの手順も狂って。

さようにご奉公してきたにもかかわらず、神様の伝統的思し召しに取りこぼされたような感もある。

トイレって、きっとみんな好きなんだと思う。
びろうな話って、ひそやかな楽しみもあって。
だから、陽の下でヒットすると、神秘も集中も隠れ家もトイレの持ついいとこ無くなりそうで。

ついでに言うと「びろう」って言葉、中学生の時に覚えた。
「トイレで単語を覚えましょう」という小さな英単語辞書が受験生向きに売り出されて、その宣伝のキャッチフレーズに使われていた。
英単語を覚える前にこの言葉を覚え込んだ。
いつか使ってやろうと思って、６９歳の今になった。

勇んで布を買ってきたＹさん。スカート２枚作りたい。
「暮れは出かける機会が多いから。それにお食事会でお座りも多いし、もう、パンツで行くのはイヤなの。」なんだそうで。
前に縫ったスカートを元にして、とにかく今日仮縫いまで持ってゆけば、この日曜日には出来あがります　とセンセ宣誓で。
常　遊んでいてもやり出したらやるというタイプの二人が揃うと、それはもう、アトリエ、ピーンと空気が張り詰めて。

センセとしたら、材料の裏地、ベルト芯、ファスナーの段取りしながら、時には励まさなくちゃと思う。
励まし材料はばっちり。前の型紙から前後とも２ｃｍづつ細身に出来た。コレコレ。
Ｌｅｓｓｏｎ時のおやつタイム、Ｙさんだけずーっと無しでやってきた。ダイエットの成果がちゃんと出た。
Ｙさん更に張り切って、手が動く。
追い回すセンセの方が、息切れしそうで。

がんばってみよう、いいお正月迎えられるわよ　満杯の宿題　やる気だな。

玄関のすりガラスにオレンジ。ガラスの向こうの庭のもみじ。

母をデイケアに送り出して、玄関に座りこむ。
送り出してというより、今朝はいそいそと自分で玄関にお行きになった。
なんでしたんや、先日のしゃがみ込んだ夜は。京都のお稽古休む覚悟で居たのに。

横に座ったみー子さん、そういや、かまってあげられてなかったわ。
「ひがんでグレるなよ。」　ま、オカァタンだって、グレたい時はあるんだけど。

そこへ介護経験がある友人から電話。
「次々といろいろ起こるわよ。」「うん、大丈夫、面白がってるから。」と答えて、面白がるのも疲れますなぁとため息。

肉体労働なら、休憩のかげんができる。
刺繍で肩を凝らしても納得済み。
頭脳労働なら、、長いことコレやってないなぁ　だけど、ま、星を見るなりお茶にするなり対処の方法はいろいろやってきた。
言わば、すべて自分持ち、自己管理の世界。

ところがどっこい、母のけったいな行動は、なかなか把握ができなくて、なおかつ、昨日と一昨日とちょっと前と全く連携、脈略、道理がないもんだから そのたんびに驚くことになる。
心が動転すると、自分の肉体を使うよりはるかに疲れる。

今日は休養日、好きなことをする日。
台所で食べるラー油を作り、本屋をのぞいて、ご無沙汰の友人にメールをして。
昨日の帽子の残り布でお揃いのバックを作って。
脈略のない自己管理。

休憩したら、また母にやさしく向かえるさ。
なんかやたら元気でディケアから帰ってきた母のノートに、「いつもニコニコと、、。○○さんは癒し系ですね。」と書いてあった。

いつかその癒し、こっちに回ってくるさ。
あっ、どたばたさせるのも、癒しの形ですか。
そうでしょう　そうでしょう　それのおかげで、元気でいなきゃ　ボケないでいなきゃと暮らしの張りにしていてくれるんだから。

昨日の分と二日分の更新です。
母は何事もなかったように眠ったので、私のパソコンタイムはあったのですが、どうも指の方がキーボードで動いてくれなかった。
どうしても記録しなくっちゃの思いと、固まってしまった心と。
自分を自分で支配できない経験をしていました。

これも昨日の出来事なんだけど、お披露目。
先日紳士物ウールで作った帽子、どこかスカッとしなかった。

帽子で躓いたら、帽子でけりをつけよう主義。
形は深みがあって、そのくせブリムが浅いから鬱陶しくなく、これからの季節向きで、けっこう気に入ったのだから。
素材は細畝コールテン、ブリムの裏は少し明るくデニム。

先の失敗を要領に変えて、ささっと縫えた。

一気のみりょく。決して一気飲みと喜ばないこと。正しくは一気に仕上げた魅力。
あはっ、喜んでるのは下戸ではないわたしメですか。

無事な一日でした。大した出来事がなくても一日が終わるとほっとします。
一日一日を平穏に積み重ねてゆくことが、いわば仕事ととらえる毎日です。

新しくカメラを買った知人のブログに今夜の月の写真が出ていました。
夕食後、母に今夜の月を見せてやろうと思いました。暖かい夜です。

片づけものをして母の部屋に行くと、ベット脇で母がしゃがみ込んでいます。
よくあることですが、杖代わりに使っているベットテーブルが、部屋の隅に不自然です。
「歩行失敗ですな。」母をからかいそうになりました。
やがて、ちょっといつもと違うことに気付きました。照れ隠しをするような母の笑顔が出てきません。
「起き上がれへんの。」やっとして、言葉が出ました。
やっとの間、いま考えると、自分は何をしていたのか思い出せないのですが、「こういう場合の対処の方法」という言葉だけが、ぐるぐる回っていたような気がします。

こんなことが起こっていただけです。

９７歳の母の介護は常に「命」と隣あわせです。中間がないと覚悟はしていますし、
或る時は「人間って、こんな状態でも、生きてゆかんとアカンのかなぁ。」とさえ思うことがある冷たい娘です。

ドキッとすることはよくあります。
それが介護だと思っています。
母は何事もなかったように寝付きました。

知人と言っても、写真の好きな方らしいだけしか知らない、ネットのオジサンです。
もしも、そのネット上の月を見なかったら、そして、母に見せたいと思わなかったら、母の状態に気づいてなかったかもしれない。
母の寝息を聞きながら、震えて来ました。

たくさんの人の力を借りて、毎日の暮らしがあります。
たとえば母のための一皿の差し入れであったり、ディケアの職員さんの観察であったり。
今日、目に見えない人の力を借りました。
「月の写真」一枚の温かさを感じました。

一日の終わりは、ドキッとしてそのあとありがたみでしみじみとして、
なんの変哲もない暮らしを、また新しい気持にさせてくれました。

今夜は母に付いていてやろう。
わたしにできることをキチンとやっていれば。やっぱり背中の神様の温かい手のひらの後押しを感じることができます。
今夜は「月の使者」。
パソコンに打ち込むより、そんなぬくもり感じていたかった夜でした。

今年　数少ない秋晴れ。毎年何度か雲ひとつない高い空を写してきたのに。
柚子は花は見たのに実にならず。ぜいたくに使いたかった。
仕方がないから、スーパーで買って、大事に使って。

出来あがった帽子を自然の形で置いておく。
どうも、プリムがしゃんとしない。これはたぶん芯の厚さのせいではなく、ななめ布がおんなじ調子に引っ張れていない証拠。
「いいか」が半分「やっぱり気持ち悪い」が半分。「許せるか」「許せないか」を行き来して。
結局、ほどいて、截ち直し。変な　たぶり　が無くなった。

「やっぱり、やりなおさないと　次がすすめないのよねー。」
キャリアのある生徒さん「お気持ちワカランでもないです。」とわたしの顔を見て笑う。
気づいた以上はやり直しがいちばん。
実はこのやりなおしの過程での発見がもうけもの。もう２度と同じ失敗をしないという貴重な経験。

洋裁でも刺繍でも「よくほどく人やなぁ」で通っている。ほどいてやり直しは苦よりもその方が早いととる。
「ワタシの辞書にはめんどくさいって言葉はないのよ。」と実はこれも自分に言い聞かせている言葉。
ただし、褒めたことでもない。やり直しはどうしても９０％の歩留り。１０％はどこかスカッとしないのも経験済み。

一気に仕上げたものの１００％の値打ち。あるいは思いがけない１２０％の成果。
たぶん集中の迫力がそうさせるのだろう。
ひとつ出来あがったときに、心に青空が欲しい。

帽子で躓いていたらＴさん、わたしもこの帽子作るとお気に入り。
芯もステッチもＴさんの感覚でやってもらおう。ずーっと独学でやってきた人だから、工夫をする経験が身についていると託せる人。

わたしが手をつけている簡単なパッチワークを見せたら、またまた乗ると。
二人で一番合理的なつなぎ方を話し合う。
縫い代を倒す方向ひとつで、簡単でなおかつ統一した形になる。

センセの提案　「小さな布の整理にもなるし、おんなじものつくり続けようよ。
約束事はひとつのピースは２色とすること。素材は綿であること。縫いはミシンで縫い代は５ｍｍ、おさえ金の幅。 縫い目は2,5、返し縫いは２目」。
提案理由　「どっちかが倒れた時、二人の作り続けたもの合体させようよ。」

倒れる日までやり続けるか、うちのＬｅｓｓｏｎ。

さっき、息子が帰って来て。
途中で車止められた。「寝巻きで歩いているおばぁさん見かけなかったか」と。
「６９歳なんやて、徘徊癖がある人らしい。６９歳でもそういう人あるんかぁ？」

有りますともさ、認知症でも徘徊癖でももっと若い人でもありますとも。わたしも６９やけど。
「まぁ、かなりがんばってる６９歳やけどね」と、この際強調しておいた。

「６９かぁ」で彼は感心するも、敬老精神はうかがえず、どこかに「まだうちのおかんは、使いものになる」というニュアンスぷんぷん。
わたしはわたしで、「いい歳して」と洗濯機の蓋からはみ出た靴下を入れ直して。

息子は息子で親の歳はいつまでも取らないものだと思い、親は親でもうええかげん結婚をと焦る分、「おじさんになって」と嘆く。
してみると、当然等間隔で歳とって来た分もやがては、間隔が短く近づく感覚になるわけか。
？？　寝しなにけったいな感覚になって、せめて自分だけでもせっせと歳とらにゃ、守備範囲を小さくせにゃ。
割りが合わんぜ。

久しぶりに母、ディケア。意外とすんなり出かけた。やれやれ、まずお風呂が保障されたことに安心。

掃除をしながら、平和かぁとつい口に出た。
塩昆布のための昆布を切りながら、平穏かぁと声になる。
せっつかれない気分の良さ、母の息遣いや物音を気にしなくていいラクさ。
そんなにしんどい毎日でもないのに。
ひとりのくらしが長かったから、介護の必要なおばぁちゃんでなくても、人の気配に疲れる時があるのかも。

母の留守の間になんて、走らないことにした。
憧れのペースは走りまわって、手元の用事ゼロを目指すことなんだけど、いいじゃんいいじゃん。

とりあえずのやることすませたら。
パッチワーク用に刻んだ布も地のししたウールもある。
遊びの段取りさえすれば、あしたが明るい。
かかってしまったら、ふうふう言うのがオチだから、楽しみを目の前にちらつかせておくだけで、今日はそれでいいの。
さぁーっと時雨のあと、お宮さんの草むしり。
ってか、きれいな空気の中で目の保養、立ったり座ったり運動。
相棒は今日は落ち葉、風の指揮で小さなダンス。

寝る前になって、気になっていること。
いつになく母が、「明日の朝、起こしてや」と何度も言った。
子供なら、明日に期待してるんだとうれしい気分になるんだけど、朝、さっさと早くに起きる母に念を押されると、なんだかキューンと気になって。

母の場合は、即、命の可否につながるように思って、ドキドキしてしまう。
お昼はお相撲を炬燵で見たあと、どうしても立ち上がれなくて、這って自分の部屋に移動させたし。 おっちんはどうも無理みたい。
なかなか、気の休まる時がないです。

　秘密のワンピース、素材は紳士物ウール。ご機嫌で縫い上げた。
布の方が、いい形に納まってくれる。
プラス@は帽子。冬向きだから、ハンチングより少し深め。その分、プリムを細くした。耳が隠れてなおかつ鬱陶しくない。

実はこれはプレゼント。
ずーっと悩んでいた。プレゼントするものは、絶対あの人なら自分で買うことがない思い切った派手目のものをと考えていたのだけれど。
やっぱりと考えて、上等の紳士物でがっちりしたものにした。

わたしサイズでいいと思うのだけれど、すっごいなで肩で頭の小さい印象がある。
測ってない分、肩幅が気になるから、ラグラン袖にしようかと思いながら、いい布できれいな袖付けを楽しみたかった。

２度しか出会ってない人の服を作る冒険も、２度で強烈な印象を受けたお人柄が勇気に変えてくれた。

朝はかなりの寒さ。比良に初雪。
午後は温かくなった。それの証拠は母の膝。お昼は正座してご飯を食べている。
わたしも現状復帰。元気モリモリまで行かなくても十分、これでいいのよ。普通のことが普通に出来さえすれば。

さぁ、今のうちに出かけましょ。膳所神社にお散歩。
落ち葉のじゅうたんを車いす。

わたしは落ち葉ひろい。
こんなきれいな色、色鉛筆で描いておこう。
珍しくもないものでも、写真に撮る。
先を尖がらせた色鉛筆の一番細い線0.3ｍｍくらいまで、いちばん細くて強い線で描きたい葉脈に近い太さまで拡大すると描きやすい。
あとで色を重ねたいときでも、光の具合やその時の色が残ってくれるし。

今のうちにせいぜいお散歩に出かけておかないと、長い籠りの冬、機会がない。
風がひゅーっと通るたびに、落ち葉が並びを変え、母がくしゃみをする。空気のきれいなところなら風邪にはつながるまい。

必死の介護で疲れたとか、がんばったとか、自殺した俳優の奥さんのニュース。
憶測じみて、ワイドショウのこういう原因追究はつらい。

介護されている側、老齢にしろ病気にしろ、ただでさえ肩身の狭い思いをしているだろうに。
介護人にしたって。
大体、がんばるとか疲れとかは、実際感じても、心を支配するのは、どうしたら、喜ぶかなが期待と模索で、
がんばるとか疲れるとかは、ようやっとして、確かにねとついてくるもの。

「はい　がんばります。」「はい　疲れました。」は時たまの独り言で、先にコレありきで行動するものではない。
声高にいかにも同情するしぐさの報道が逆にたくさんの視聴者にイヤな思いをさせている現実があることを、考えてほしい。

硬いことを言うわけではないが、他人のできることの限界は、安らかにを祈るだけ。

撮影の済んだ落ち葉、おばぁちゃんのテーブルに飾りましょうか。
お三時のお煎餅、これに乗せましょうか。
イヤなこと全部忘れて、９７年の楽しかったことで、おばぁちゃんのこころ、赤く黄色く染まっているといいね。

いかにも冬空。
医者のはしごは、２軒で免れた。
ときどき、故障はあっても、まぁびっくり剤で済ませていただいて、ありがたいことです。

あわてたあとの始末の方が大変で、バタついてりゃ　世話ないわ。

リズムを崩すのが一番怖い。
心の崩れは身体に来て、動くのが大儀。自分でもそう思ってるんだから、おばぁちゃん、少なく繋がりにくい神経でも、変だと思っているだろうな。
それも怖い。
お互いなだらかな一日でありたいものねー。

　恐る恐るのＬｅｓｓｏｎ再開は、Ｍちゃんきっちり喜ばせてくれた。
このところ刺繍。ここで基本的な３つのステッチを刺す。色はＭちゃんのセンス。
別にふうふう言うでもなく、軽いお口とおんなじに刺してゆく手の動きがお見事で、きれいに動くと仕上がりもキレイ。
ここでもリズムの問題。

枠取りした花を埋め尽くす段取りまで行った。コレもＭちゃんのセンスで一番難しいロングアンドショウトのサテンステッチで埋めてもらう。
風と太陽の光で動き出すような生き生きした花びら、Ｍちゃんに期待できる。

センセも生徒も好きなことで過ごすＬｅｓｓｏｎ。
Ｍちゃん、今夜は帰りたくないと言った。
ずーっと、刺していたい気持ちわかる。


手持ちぶたさのセンセ、「マフラー、縫わしてもらっていい？」
簡単な四角いものを縫うだけだけど、この簡単なものをどうスカッと仕上げるか。
アイロンがけの力を知ってほしくて。
「そんなん、洋裁の本には書いてないよ。」
洋裁の本に書いてないことを教えたいから、わたし教室開いているのよ。

昨夜、おでんをどっさり炊いた。
なんで昨日のうちにやって置いたかと言うと、いったん、冷やして味をしみ込ませるため。
って、この間ＴＶでやっていたから。

今朝、バラずし２合。
いつ、寝込んでもいい段取り。台所方の代わりがないと、まずコレで心がひとつ抜けた安心がある。

天井見ながら考えた。

誰か、目を使ってはダメなんて言ったかなぁ。
薬局のおじさんだって言わなかった。
以前目医者さんも、使うから見えなくなるものではないと聞いた。
してみると、「目を使わないくらし」って、わたしの覚悟のあまりに勝手に思い込んでしまったものか。
ま、細かいものばっかりが趣味だから、他人様には想像もつかない目の使い方ではあるんだけど。

目で苦労してきたばっかりに、先に恐怖が来てしまう。
充血も鮮やかな赤が薄くなって、何度も何度もカップに水を張って目を洗っていたら、 くっきりした二重瞼になっておおーっ。

どうってことない。
充血やちくちく痛み、何度も経験してきた。ただ、白内障の手術後はなかったけど。
どうってことない。
今日は刺繍だけは遠慮して、ミシンも遠慮して、パッチワークの布きざみ。
どうってことない。
自前でなく、国産内蔵レンズ、視力が落ちることはない。

腰痛の時は重いものは持たない　って当り前にわかる。
胃の重い時はいっぺん空にしてみる、これが一番。つまり対症療法。
目というヤツ、扱い方がわからない。

なんだよ、マイナー気分の時に、びっくりさせて。

目が赤くなっているのを見つけてくださったのは、近所の奥さん。銀行への道すがら。
「久しぶりやねー」「ちょっと調子崩してましたの。」
「目？」「いや風邪引いて、、」。
「目の赤いのは？」

自分の目は見えないから。銀行の柱の鏡であれまぁ。
右目涙点に近い結膜が赤い。血マメのようにぷっつりとした中心。
今度の風邪、目が重いし、よう涙が出るなぁ　ともっぱら鬱陶しさを風邪のせいにしていたんだけど。

土曜の午後だし、薬局でも目洗いして様子を見ようということになって。
目洗いと目をせいぜい使わないくらし。
だから、本日記録のみ。
バレーは歓声と解説で聞いた。

痛くはないけど、よわり目かたたり目か。
目を使うことばっかりで、目を使わない暮らしがどんなのか、明日からの暮らしの方が怖い。
本日、記録のみ。

背中が寒い。
顔は火照るのに背中が寒い。
昨夜から変だった。だから、昨日の日刊　海上保安官。舌っ足らずで膨らまず、いやぁーな感じになった。
大体庶民が、世情を語るのは、庶民らしい知らない不思議を書きたかったのに。
悪くない立場にいるんだから、そのフィールド利用せにゃ。

お腹が寒い。
食うもの食ってないひもじさ。
コレはたぶん風邪薬のせい。飲むときから胃に来る恐怖の方が先に来ているから、実際現れなくっても、自分で胃の重さを引き出してしまうところもある。
だから、薬は嫌い。
頂いた新蕎麦。今日の食料は蕎麦、でわたしは、やっとの思いで蕎麦湯。ネギとわさびを利かせて、流し込んだ。
山から下りてきて辿り着いた松本の蕎麦屋、帰路、エネルギーを使い果たした身体に通ったのは、濃い濃いまったりとした蕎麦湯だった。
この時も、やっとの思いだった。そりゃー細いのが１２ｋｇのリュック背負って、身軽でバランスの良くなった子供連れてりゃ、 確かにしんどかった。しかし、回復は早かった。

ふところが寒い。
これはいいのよ、慣れてるし。対処の方法がわかるから。
それに、これは楽しさを生み出す要素。
でなかったら、どうして６８００円のモップで、ああじゃこうじゃと遊べるもんですか。

お医者さんが風邪をひくな、すべてはおばぁちゃんのためと言われるから、風邪の予防注射のつもりだったんだけど、今日はパス。 予防よりまだ治療の段階で、トホホッ。
「薬はいやです、身体がふなふなになります。」とがんばって拒否して。
しかし、のらりくらりの一日も、心　ふなふなになります。
風邪って簡単に治るはずだったんだけどなぁ。
原因に心当たりあらず。だって倒れらへんと用心してるもの。
ただ、肩コリ、あるいは根の詰めすぎ。刺繍が完成間近になると、 もうちょっともうちょっとでついついやってしまうのね。それかも。

「わたしがやりました。」尖閣湾中国漁船衝突事件。
このセリフ、つい前にも聞いた。厚生省問題の検察の有能らしい検事のフロッピー書き換え。
清々しさから言えば、そりゃー、海上保安官。

英雄扱いをする気はないが、政府が隠し通そうとしたのも間違いだし、隠してわけのわからん 政府方針で国民を中途半端な気持ちで抑え込もうとしたのも間違いだし。
「はっきりせい主義」のわたしからしたらの話。

しかし、いかにもやり方がまずい。

ま、動画、割と早い時期に見たのに、アクセス数が１００万を超えていた。
なんぼ見ても、衝突という言葉と違うような気がする。
覚悟の体当たりと言うと、特攻隊の若い兵士を思い出すし、追突でもないし。
わざと当たってきたわけだ。

守秘義務違反がメーンの罪状らしいけど、守秘義務って言ったって、洩れるものは洩れる。
洩らす必要があるものもある。
洩れる洩れないの問題じゃなくて、最初に堂々公開しなければならないものもある。
ひっそり方針迷いのまま処理されるのは、国民を信頼していない証拠で、 あるいはあまりにも国民感情を知らない証拠で、国の構成員、わたしら甘く見られたものだ。
まぁいっつもそうだけど。
こんなことでもたもたしているから、政治が前に進まん。
この暮れが越せるかどうか不安の国民がいっぱい居るというのに。

一転、ニュースが「就活　親子カウンセリング」というのをやっていた。
わたしも親だけど、こんな照れくさいことようしませんで。大学生の子供も今日日は照れたりしないのかな。
必死の形がこうなりますか。
これ、平和って言うのかな、平和風って言うのかな。

なにもかも、気持ち悪い世の中です。

いざです。今日からのお掃除はモップ。
通販でモップを買った理由は、
板床だけの我が家、雑巾がけがしんどくなっていました。
雑巾がけは嫌いではないのです。
目が悪かったから、掃除機の柄の長さは床の汚れが見えにくかったし、子育ての頃の食べこぼしは雑巾が一番でやってきました。
床に這いつくばって、拭いた方がてっとり早かったのです。
目の手術で掃除機も使えるようになりました。

やっぱり拭きたい、ラクに拭きたいがコマーシャルと合致したわけで。
高いところもラークラク、ベットの下もラークラクのキャッチフレーズはわたしのためのようでありました。

もう一つの理由は、近頃流行りの通販暮らしに「ホンマにええんか？」の疑問解消にありました。

しかし、６８００円にこれほど慎重に言い訳がましい理由が必要なのか疑問だし、この慎重さ、なかなか黒さん偉いなぁとも思います。
通販というのはどこか期待を満杯乗せているような気もします。

昨日の写真参照で、モップの使い方と使い勝手を検証しましょう。

バケツの水でモップを洗います。洗うわけですからその気になって、ばちゃばちゃ洗います。
周りに水がはねます。コレでしょっぱなから、廊下がびちゃびちゃになりました。
次に隣のざるにモップを入れて、ペダルを踏んで回転させて水を切ります。
ざるにモップを均等にはみ出さないように入れるのはかなり慎重さを必要とします。はみ出しているとまたびちゃびちゃになります。
絞れません。何度かペダルを踏んでも、指でつまむだけでしずくがこぼれます。
拭く道具です。水撒きの道具ではありません。

ところがどっこい、取説以外に補充ビラが入っていて、絞るコツが大書きされています。
「つま先で、何度も何度も踏んでください。やがて絞るコツが解かってきます。」　あはっ　コツ見つけは、こっちの仕事ですか。
ま、早く拭き掃除にかかりたいから、手で絞れる限り絞りました。
「硬く絞れるから畳拭きもＯＫです」まではなかなかです。

軽くて柄が伸びるから高いところが拭けます。フラットになるからベットの下も、モップが回るから部屋の隅も、、。
ガラスを拭きたいと思っていました。まず絞るコツからクリアしないと、汚れた水が垂れます　垂れます。飛びます　飛びます　です。
ブルーのモップについた円盤が自由に回るのは、実は逆に力の入れ方をよほど上手くやらないと、モップより先にこの円盤がコツコツと隅っこに当たります。肝心のモップは届いてくれません。
ここでもコツです。しゃれではありませんぜ、真剣です。
隅っこは、指に布を絡ませてはじめてキレイが達成するわけで、モップではあきらめました。

このあたりから、そりゃーまーねぇ　６８００円だものと思いが忍び寄ります。
ＣＭの値段は３９００円だったと思います。申し込みを終えたとたん「今なら替えモップが割安です。替えモップの要望が多いので」とすかさず迫られました。 コレを断る勇気はありませんでした。だから、わたしにとっては割高になりました。

こんだけ実験して、いちゃもんつけて、まぁ楽しい時間でした。と思いましょう。
掃除機と雑巾とそれに補助道具としてこのモップはこれから存在します。
これでよかったのです。

通販に嵌る危険を回避することができました。
歳とって出かけるのがめんどくさくなって、どうしたらラクして楽しく暮らせるかは、通販に走る条件に満ち満ちています。
結果家中にものがあふれ、取説に追い回される結果になります。

通販の宣伝は見事です。「あんたコレ買わないでどうすんのよ」と試されます。
夢心地にさせてくれます。通販は自分へのプレゼントと語る人もいます。
通販で靴を買っては、履けない靴を貯めて行った人の話も聞きました。

足腰の使える間は、やっぱ手に取って惚れて初めて買うのが正攻法の気がします。
さかなを買うのも野菜を買うのも毎日学習しています。これで行きましょ。
身近なボケ防止です。

通販とはその気にさせて乗せて売る商法です。時として購入者は自己嫌悪に陥る場合もあります。
悪くはないのよ、だけど結局購入者のいわば生き方を映し出す流行りの風なのです。

風邪もきついです。鼻水　しぐれどころか。

山形　月山あたりの野菜を取り寄せていました。１週間に一度１５種類の野菜やキノコ、その土地の伝統食などがセットされていました。
狭い日本でも、日常食の野菜でもこんなに違うのかと思うほど、珍しい野菜もありましたし、逆に近江商人たちが全国に食文化の種を蒔いていたんだなぁと思える 漬けものもありました。
コレは◎の商品でした。

北海道　「海の玉手箱」という商品がありました。月一回の魚介類の荷物は、海のない滋賀県に住んでいると魅力でした。
ウニを指でかきだしながら、ものも言わずにほおばって堪能しました。
コレは◎の商品でした。
こんにゃく粉も取りました。見事なぷりんぷりんのこんにゃくを作りました。◎。
豆腐の元も買いました。確かに美味しい豆腐ができました。
ただ、豆腐を食べながら、運賃を食べてるなと苦笑でした。おもしろかったから、差し引き○。
情報源はすべて新聞の広告でした。

各地の綿織物を集めました。寒い土地の綿、海くらしの綿、縞模様が土地の習慣を伝えます。もちろん望んだもので調査のエネルギーも半端じゃなかったから◎。

広義で通販を「商品を手に取らないで、カタログや宣伝で知って買うこと」と取れば、かなり昔からやっていたことになります。
お勤めをやめて買い物に出かける時間ができて、やがて家族も少なくなって、長いことこういうことやっていませんでした。

　ＴＶでジャ○ネットのおっさんが艶のある早口で、まくしたてています。
パソコンメールは、お買い得ばっかりのメール。電話の半分は商品のご案内です。
楽しくてリッチでラクチンの風が吹きまくっています。不景気って？と思わせます。
縁のなかった時は、「アレで買う人あるんかなぁ」でした。

風に乗って、あるいは巻き込まれて、久しぶりに通販　やりました。

モップ、板間ばっかりの家にと、その気になったのです。
届いたばっかりの本日、リビングに鎮座しています。
その前に試して、実は床がびちゃびちゃになり、急いでモップが来たら捨てるはずだった雑巾を持ち出す始末でした。

自分が選んだんだから、褒めて育ててやろうと考えています。素人さんらしい方の使用感が◎でＴＶで流れます。語れるかどうか。
どこかで、けなしてやるところはないかとも思っています。

このことはとりもなおさず、通販システムの善悪、○×の判断につながります。
ひいてはカシコイ消費者になれるかどうかにかかっています。

あした、もう一日これで遊びます。
新規採用職員を適性の判断と育成の感じで、６８００円。

風邪引きさん。

母がディケアに行った隙に寝るか。だけど、不安になってきた。
こういう時こそ、掃除もご飯の用意も平然と済ませておきたいタチである。
少々寝込んでもいいような準備ができてないと。

なんとかなるさとはなかなか度胸がなくて。すき焼きの用意はしたものの、やっぱお寿司を取った。 あとの洗いものの量と質が違うと計算していた。

午後はみー子さんと炬燵で同居。あったまったら、くしゃみが鼻水に代わって。
本を読んでもすぐ目がうるんできて。本格的風邪引きさん。

風邪の症状は外から見てもよくわかる。
職場を休みたい時には、都合がよかった。腹痛はなかなか周りにアピールできないけど。
かすれた声に咳きこんだら、誰もが認めるご病気。
ちょいちょいこの手を利用したけど、今は利用するにも結局は自分に返ってくるんだから。

お寿司をとって。母にどうしたら喉に詰めないか悩みもあった。

本日宅急便、越後名物笹団子をいただく。
香りをかぎながら笹の葉っぱを裂いて行けば、きれいなみどりのヨモギ団子。
コレも母にかぶりつかせたいのだけれど。団子なら何とか行けるか。
お寿司は盛りなおして、細巻きは半分に切り、握りもネタに包丁目を入れて。
巻きずしだけは、切るわけにもいかず。

で、巻きずしで喉を詰めたのはわたし。

「おもいがけんご馳走になって。」と母。
「おもいがけん出費となって」とわたし、ひとりごと。

あしたは治っているはず。すき焼きにする。
母もわたしも、あしたもおんなじセリフになるんだろ。

寒い朝です。当然ですけど。
なんぼ朝が好きでも、寒いとスタートが切りにくいし、スタートに手間取るし。
家中お休みの日は余計に行動がささっと行かなくて。

うちは９７歳のおばぁちゃんも通園者だから。
してみると、一番ラクチンなのは、このわたしですか。無計画日ばっかりでも許されるのは。
とりあえずコーヒーをセットして、もうちょっと寝ようか起きようか。

ぐずぐずしてたのは、昨夜からくしゃみの連続で、そしられているくらいではあらず。
自分でも可笑しいけど、くしゃみのたんび小バカにしたような顔で、「オカァタン　なにやってるんだろ。」てなみー子さん。

丁度身体を二つ折りにすればわたしの棺桶になるくらいの大きな茶箱。出ものがあるたびにわけてもらっておいた。
この中に宝物、紳士服地が入っている。
勤めていた県庁の地下にあった紳士服の仕立屋さんからこれもわけてもらったもの。
はぎれが出たら子供のズボンを作り、お勤めのスカートを作りしているうちに親しくなった。

退職して仕立てを始めた時には、ずいぶん力になってくださって、奥さんや娘さんの服を縫わせてもらうようになり、ご主人はせっせと布地を安くわけてくださった。
今のうちにと紳士服仕立ての勉強をしたかったから、弟子入りを志願したのだけれど、あいにく当時５０歳では、力不足。
技術よりもとにかく力が必要で、あえなく敗退。

晴れのまわりに虫干しも兼ねて出してみる。今年の冬服、この紳士物で作ろう。
しっかりしているし型崩れしないし、ミシンも上機嫌の素材。パシッと仕上げがきれい。
つくづく「婦人物は手を抜かれているのかな」と思うくらい。

めぼしい布にたっぷりの霧を吹いて、ビニール袋に入れておいた。
ＴＶを見ながらのんびりと地のしの準備。
ＴＶはバレーとスケート。４時間の炬燵観戦はいかにももったいない。
明日からシャワシャワ、ミシンを楽しもう。

仕立て屋さんは、とっくに店をたたみ、奥さんはすでに亡くなった。
応援をしていただいたおかげで、今でもわたしは楽しませてもらっている。
ＭＡＤＥ　ＩＮ　ＥＮＧＬＡＮＤのカシミヤ、いい匂い。

なんという日差し。一斉にホトトギスが咲いた。地味だけど、よく見れば怖い。絵に描きたい花。
こんな日はお外に限る。生協で買った都忘れを植付け。
いちばん好きな花。どうもうちの庭と相性が悪くて、１,２年で消えてしまう。
ホントはほのかなむらさきの花色がいいんだけど、色はおまかせだから。
秋の陽だからと用心せずに、思いっきりお日さん受け入れていたら、お風呂で肌がピリピリ。
澄んだ空気だからストレートにやられた感じ。

昨日出かけると、今日はもう家が好きで好きで。家で無計画日。

食材はたっぷりある。特に生協のキャベツが一枚一枚きれいに剥けそうな素直な形。
ロールキャベツにと思ったんだけど、ちょっと重い感じ。

ツナ缶のキャベツ巻き蒸し
コマーシャルで白菜の上に缶詰のツナを乗せて土鍋で蒸す。ポン酢でどうぞとやっていた。
５日程前にやってけっこう美味しかった。
この頃凝っているのは野菜の地獄蒸し。蒸し鍋に野菜、キノコ、海老やいかを乗せとにかく蒸す。
野菜がたくさん食べられる方法。ゆがいたり煮るより、野菜のパリパリ感が残る。
合体させたらどうなるか。

キャベツをチンしてしんなりさせておく。
太い茎はへいで薄くする。
広げて巻き巻き。具材は、ネギを刻んだツナ、カニカマ、エノキ。
ツナ缶の生臭さを消したいからネギ、カニカマはあってもなくても、ちくわでもいいし、ま、芯に欲しかっただけ。えのきは同寸。生シイタケでも。
巻き終わりを下にして蒸す。
熱々をポン酢で。たぶん豚肉薄切りでもいいはず。葉っぱはレタスでも白菜でも。

ゆったりして、家遊び、こんな日が続けばいいな。
こんな日、もうどんだけ味わえるんだろうと、あんまり楽しいからしんみり考える。

お稽古仲間の先輩が、作品展とお茶会をやる。
貸してほしいと言われていた作品ひっさげて、半日京都でお手伝い。
おんなじ先生に習って、おんなじように課題に取り組んできたし、お互いの作品は真似っこしたり刺激を受けたりして１０年。
並べてみると、改めて違いが解かる。
６歳年上の彼女、枯れていないダイナミック。
彼女のエネルギーのすべてがほとばしるようで、お隣に並べると、こりゃアカンわ。

偉そうなことをいい、ちっとも先生の言われることも聞かず、マイペースの結果が大胆な作品を生むとは限らないと思い知って、 ちょっと敗退したい気分だけど。
彼女は彼女で言う。「あなたの細かい作品がうらやましい」と。

昔おんなじ経験をしたことがある。
お習字。
お習字のさかんな学校だったから、早朝に登校して、寒い講堂で習字、放課後も習字の連日で、秋の今頃ならコンクールの 話ばっかりでにぎわっていた。
それなりの自信はあったのだが、入選しなかった。
賞をもらったのは思いがけない級友だった。
子供心にかなりのショックだったのだろう。
今でもその選評を覚えている。「どこまでも伸びそうな才能を感じさせる」で、審査員の期待の目が集まっていた。
横に並べば選評はなくとも、わたしの作品はそうでなかったと理解できた。

６０年経っても、「小さくまとまって、カッコつける性格」をそのまま引きずって、この憂き目。
お仲間のハレの日を楽しむつもりだったのに。いつでもどこでも楽しいワケではない。

久しぶりに乗った夜の電車で呟いてみる。「翔べ　翔べ」。
このまま続けるんだったら、「翔べ」。
翔べないか。

　
「どうしても、盆踊りになっちゃうのよ。」Ｙさんは笑う。手をまぁーるくあげてお月さまの格好を繰り返す。
これで、明日の文化祭のステージに立つと張り切っている。
フラダンス用のスカートができた。もう一つは、地色が赤。
実際はヒップボーンで履く。足くびまでの長さ、足ははだしなんだって。
悩みは踊っているうちに、せりあがってくるらしくて。
本場のハワイの人たちの肉に食い込んだフラのお衣装、どうなっているんだろ。

この簡単なスカート。ちょっと簡単にできるとなめていたところがある。
延々ミシンは簡単なのだが、最後の５段のゴム通しに難儀した。
２枚で半日、ひたすらゴム通し。
布量が多すぎて、上手く通ってくれない。
ゴムの端を、割りばしにはさむ。通している最中に、ひっぱっても抜けないための準備。
１段目はなんとかだけど。

コレは生徒さんに任せなくてよかったと、痛くなった親指の腹を見ながら思う。
たいがい長いこと、布を触り仕立てをしてきたのに、こんな単純なところで、アレッーでは、修行が足りん。
てこずって、フラスカート。
でも、かわいいから、明日ちょっとステージ覗きに行こうかな。

一日家にこもっていると、やたら太陽がもったいなくて、気分転換は切り落とした酔芙蓉の枝葉を４０ｃｍ以下に切り分けて。
ゴミ袋に３つ。まだ半分。あとはハサミで切れなかった太い枝をのこぎりで。

はじめて、通販。モップを買うことに。
ＴＶの宣伝は５０００円ほどの品物。
注文したあとがすごい。
「ちょっとお知らせなんですけど」替えモップの問い合わせが多いそうで、今ならプラス１枚お付けして。
６８００円。別に買ったらもっと高いからとおっしゃる。
その気にならせて。私の通販生活スタート。
「やっぱり、アカンかった」の結果が欲しい。
なまじっか「いいじゃん　コレ」となったら、今後がアブナイ。
窓口がＴＶ１本の家暮らし、やりそうで、嵌りそうで。

ガスコンロで陶板焼き。
家の工事中にずっと使っていたもの。懐かしさと、あの不自由さの中でよう耐えられたと感慨。
母はポン酢、私は辛子マヨネーズ、息子はややこしいソース。ややこしいと書くのはわたしはとてもじゃないがついて行けない匂い。

酔芙蓉をバッサリ切ったら、表通りがよく見えると母は楽しんでいる。
後始末の方が大変なんだけど、寒いから母の部屋で遊ぶ。
来年の干支のウサギを描いていた。年賀ハガキのワンポイントにしたい。

小学校６年生の夏休み、学校のウサギを預かって育てたことがある。
増えに増え続けたウサギを休み中当番制でお世話は無理だったらしい。
日記の材料だった夏休みの遠出もせず、一生懸命世話した日々の記憶をたどっていたら、母が「ウサギさん預かったことがあったなぁ」と。
母もあの夏休みの記憶を呼び戻したらしい。
その年の作文コンクールに「なつやすみにウサギをそだてて」を書いた。
秋の表彰式に出かける服を母が一晩のうちに仕立ててくれた記憶もある。
ウサギの思い出は、膨らんでゆくのだが。

母の思惑以上にわたしのウサギは広がって行く。
増え続けたウサギ、あれからどうなったか。
「雄と雌を別々の小屋に入れよう。」職員室の先生方の結論だったらしい。
雌雄のひそやかな営みをまだ知らなかった子供たちの中で、かなり生臭い職員会議がされた結果、
ウサギは増えなくなったと、これもかなり経って何かの拍子に聞いた。

更にごく最近、これと同じ話をエッセイで読んだことがある。
確か、東北の小学校の話。
このエッセイはさらに及んで、元気なじぃちゃんウサギが檻を飛び出して孕ましたとオチがあった。
ウサギの赤くカワイイ目をよそに、それぞれの現実の話はあるわけだ。

ひと昔前の記憶になると母は強い。きっちり脳みそに残っているらしい。
「ウサギさん　ウサギさん」母は今わたしの下描きのウサギで長いこと遊んでいる。

午後のＬｅｓｓｏｎの予定が朝から駆け込んできたＹさん。
「Ｌｅｓｓｏｎでは間に合わん」と。「だからお願い、金曜日に要るの」
自分で作りたくないの？　「ぜーんぜん、わたし忙しいから」。

てな訳で、午後はセンセひとりで。地域の文化祭に出演するハワイアンダンスのスカートにかかる。
ま、それは簡単なんだけど、
「もう一人分頼める？」。
ま、それも簡単なことなんだけど。
４ｍの布を使ってギャザーいっぱいのスカートを作る。

お着物で通されているＹさん、フラダンスもやっておられましたか。
「いいわよ、腰痛が治って、先生も一緒にやりません？」
それは簡単なことではございませんのよ。ワタクシ。

今日が一番きついかな。
昨夜息子の帰宅は１時。あったかいものがよかろうで、おうどんを供す。
その頃になると、こっちのお腹がもたん。ご一緒していただくことに。ただし睡眠導入液プラス。

朝一番の要求は「窓を開けろ」とみー子さん　５時、ご飯前のパトロール。寒風突入。もじもじしていたけど、起きてしまえ。
もの言わぬメダカが待っている。給餌と門灯を消すのがワンセット。

もの言うのが、起きてござった。母。「お耳はどこ行った？」。
「お耳が勝手に棚の上にあがっていたら大変でっしゃろ」と答えたくもなる。「お耳」は補聴器のこと。
「どれから着るのか忘れてしもぅた。」
「お部屋が暖まってから起きようね」って毎日言ってるのに。毎日７時。寒くないと頑張っている。
熱いお茶と、コーヒーミルクで時間を稼いで、朝食。朝が早いということは昼も夜も早まることになる。
「ゆうべ、○ちゃん遅かったから静かにしてようね。」

その○ちゃん、今夜は深夜勤。好きなだけ寝て、お風呂に入って、夕方５時のごはん。
みんな一緒でも、出勤前に焼肉や鍋とも行かず、ましてや気の利いた酒の肴の一品は、労働者に申し訳ない。
賄い婦としては、いたって平凡で、いざご出勤の雰囲気を壊さないように気を使って。

メダカやネコはいい。自分の納得づくで。
流しに立つのもいとわない。一生懸命で。

あふれる洗い物を済ませて。
だけど、今日のお役目が終わったわけではない。
「今日は寒いわ」てな口調で、休憩時間にご帰還。
「ラーメンがいい？　おにぎりにする？」おんなじめんどくさいなら、先に気ぃよくしゃべった方が早い。
「不景気で、建設現場の人でも、コンビニでお湯貰って食事はラーメンや」と社会情勢をおっしゃり。うちも不景気ですけど。
「○野屋の牛丼では」と食生活の不足をおっしゃる。だから気ぃ使わしてもらってますけど。

ほら、前哨戦にメール。「１２時頃かえります。」
「了解」の返信ですわ。　
ほら、２４時間満杯のアホな賄い婦やってます。

変則勤務のお家どうなさっているんだろ。
うちの場合はこの賄い婦が問題で、息子の切りどき間違えて今日に至る。

ネギきざんでこよーっと。
もちろん、私の４食目の分もね。わたしは深夜の宴会に入る。こうでもせにゃ。

最後の酔芙蓉一輪。たとえ半日の命でも仏様に飾って。
お酒の好きなあの人が、さっさとピンクに酔わせてくれるでしょう。

雨の来ないうちに酔芙蓉をバッサリ。表と中庭との２本。
後の始末の方が大変だけど、枯らせて嵩を低くして、ぼちぼちやりましょう。
今年はずいぶん長く咲いてくれました。

１１月です。いつもと違う家事少しづつ入れようと思ってます。
今日は、木を切るだけでもやりました。
慌てるのがイヤなのです。涼しい顔が好きなのです。

それにつけても、根気がなくなりました。
ええか　と自分で見切りをつけています。
夕食後、母に寝巻の準備をしながら、一緒に着替えて寝ようかと思います。
以前だったら、それからがわたしのはたらきどころでした。
というか、この自分の時間を作るために、さっさかさっさか一日の片づけものをしていたような気がします。
明日の朝もラクなように、メニューに合うお皿まで並べておきました。朝もちょこっとモチーフ一枚分編む時間が欲しかったのです。
ええか　ええかで一日が済みます。

ちっとも、ええこと　ありませんし、自分が気色悪いのです。
だから、１１月から、家事以外のことをプラスしてと決めたわけで。
１２月に走らなくていいようにと、段取りばっちりは気持ちだけ。
お手並みに自信がなくて、こんな時はお宮さんに。草むしりの効用確かにあるのです。

無心。なかなか今の世の中、願ってもこうはいきません。
神社の森も明らかに明るくなっています。裸木まではまだ行かなくても、風の通りの良さが見えます。
露草も一輪も無くなりました。メヒジワの枯れた穂先がなびきます。

無心は仕切り直しをしてくれて、ご機嫌で母の袋ができました。
デニムの裏の黄色も見せて、ちとカジュアル過ぎるかと。
登園カバン。３５ｃｍ×２７ｃｍ。バスタオルや着替えを入れると大きいのが必要なのです。

講釈よりも、元気で参りましょう。